バーキンは定価以上の買取金額がつくことがあるらしい──そんな話を耳にし、気になって検索された方も多いのではないでしょうか。
一般的なブランド品は、一度使用すると価値が下がってしまうのが普通です。
しかし、エルメスのバーキンなど一部のモデルは、素材や状態、流通状況によっては、定価を上回る価格で売却されることもあるのです。
この記事では、「なぜバーキンは定価以上で売れるのか?」という疑問に答えながら、実際の買取事例や、狙いやすいモデルの傾向、委託販売を使った高額売却のコツまでわかりやすく解説していきます。
「損をせず売りたい」「できることなら定価より高く売りたい」──そんな方にとって、役立つ情報をまとめました。
「買取価格が定価を超えるなんて本当?」──そう思う方は少なくないでしょう。
多くのブランド品は一度使用すると価値が下がるのが一般的ですが、バーキンは例外的な存在といえます。
実際に、人気カラー・素材・サイズが揃ったバーキン25(トゴ/ブラック/ゴールド金具など)では、定価の約1.5〜2倍近い価格で売却されることもあります。
これは単なる偶然ではなく、以下のような市場背景が複合的に作用しているからです。
こうした要因から、バーキンは「中古になっても価値が落ちにくい」どころか、「むしろ値上がりする可能性がある」特別なモデルとして注目されているのです。
次のセクションでは、これらの背景をさらにわかりやすく、図解とともに「3つの理由」に分けてご紹介します。
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バーキンが定価以上で売却される背景には、さまざまな要因がありますが、特に大きな理由は以下の3つに集約されます。
エルメスは毎年のように価格改定を行っており、特に2023年から2025年にかけては全体で15〜25%ほどの上昇が見られました。たとえばバーキン25(トゴ)の定価は、数年前と比較して20万円以上上がっているモデルもあります。
このため、「数年前に購入したバーキンを今売るだけで、定価超えになる」というケースも十分にあり得ます。価格改定は過去だけでなく、今後も続くと見られており、相場の底上げにつながっています。
エルメスのバーキンは、全国の正規ブティックで販売されているものの、「初来店で購入できる」ケースは極めて稀です。
実際には、顧客との信頼関係や購入履歴に応じて案内されるモデルが変わるという“案内制”の傾向があります。
さらに、一つひとつ職人の手作業によって作られるため、年間の生産数が非常に限られており、同じものが再入荷するとは限らないという特徴も。
このような「供給制限」が、リセール市場での価格を押し上げる大きな要因となっています。
近年、特にアジア圏を中心に「ラグジュアリーバッグを資産として保有する」という価値観が広がっています。
その中でもバーキンは、世界的に「持つだけで価値が下がりにくいバッグ」として知られており、株式や不動産のように投資的に購入されるケースも増加しています。
このような背景から、未使用〜美品のバーキンはリセール市場でも高く評価され、定価を超える価格がつくことが現実のものとなっているのです。
次のセクションでは、どんなモデルが特に「定価超え」を狙いやすいのかを、素材・サイズ・カラーなどの観点からご紹介します。
すべてのバーキンが定価を超える価格で売却できるわけではありません。
高額買取が成立しやすいのは、いくつかの条件を満たしたモデルに限られます。
ここでは、実際の取引傾向をもとに、「定価超え」が狙いやすい特徴を整理してご紹介します。
近年、コンパクトサイズの需要が急上昇しており、中でもバーキン25は世界的に高い人気を誇ります。
特にアジア圏では「小さめのバッグ=上品かつ実用的」というイメージがあり、未使用〜美品のバーキン25は定価の1.5〜2倍で取引されることも。
一方で、バーキン30も「普段使いと収納力のバランスが良い」として安定した人気があります。
サイズが大きくなるほど買取価格は定価に近づく傾向にあるため、バーキン35・40は定価超えになりにくいのが現状です。
高額査定が期待できるのは、以下のような組み合わせです。
また、刻印や限定色も価格を左右する要素となります。例えば「ローズサクラ」などの人気カラーは、状態次第でプレミア価格になることもあります。
当然ながら、状態が良いほど高額での売却が狙えます。
特に以下の条件が揃っていると、定価以上での買取が現実的になります。
これらの条件が揃っているバーキンであれば、委託販売を活用すればさらに高値での売却が可能になるケースも。
次の章では、実際の価格例をもとに「どれくらい定価を超えるのか?」を具体的に見ていきましょう。
「本当に定価以上で売れるのか?」という疑問に対し、最も説得力を持つのが実際の取引価格です。
ここでは、バーキン25の人気カラー3色について、参考定価と買取価格の差を比較してみましょう。
※価格はいずれも記事更新時点での参考値です。相場は市場状況により変動する可能性があります。
このように、特にバーキン25は人気カラーかつ新品であれば、定価を大きく上回る価格での売却が十分に期待できることが分かります。
また、「使わずに保管していた」という方にとっても、モデルや刻印の条件が合えば、購入時の定価を大きく上回るリターンが見込めるケースがあります。
特に最新刻印かつ状態が良好なモデルは、相場でも高い評価を受けやすく、100万円以上の差益につながることもあります。
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「定価以上で売れる可能性があるのは分かったけれど、どうやってそれを実現するの?」
──そんな方にぜひ知っていただきたいのが、「委託販売」という売却手段です。
バーキンを売却する方法には、大きく分けて「買取」と「委託販売」の2つがあります。それぞれの特徴を比較すると、目的やスタンスに応じて選ぶべき方法が見えてきます。
買取は、査定額がそのまま売却価格となり、スピーディに現金化できる点が魅力です。
一方、委託販売では店舗と相談しながら希望価格を設定できるため、より高額で売れる可能性があるのが最大のメリットです。
ただし、販売が成立するまでには一定の時間がかかるため、「高く売れるなら、多少時間がかかっても構わない」という方に向いています。
例えば、ある中古バーキン30が、通常の買取では100万円の査定だったところ、委託販売を選んだことで130万円で成約した事例もあります。
このように、多少時間はかかっても「本来の価値を反映した価格」で売却したい方には、委託販売が非常に有効な選択肢となります。
次の章では、委託販売を選ぶ際にも重要となる「準備のポイント」について解説します。
より良い価格で売るために、今からできることを見ていきましょう。
バーキンを「なるべく高く、できれば定価以上で」売却するためには、査定に出す前の準備が意外と大切です。
ここでは、実際に価格に影響を与えやすい3つのポイントをご紹介します。
バッグの状態は、買取価格に直結する大きな要素です。
とくにバーキンのような高額アイテムでは、細かな擦れや保管ジワが評価に影響することも。
※無理に自分でメンテナンスせず、気になる場合は専門店に相談するのが安心です。
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査定時には、バッグ本体だけでなく以下の付属品が揃っているかどうかも重要です。
これらが揃っていれば、「フルセット扱い」として高評価につながりやすく、特に委託販売では価格交渉の材料にもなります。
相場は日々動いていますが、バーキンの場合は以下のようなタイミングで相場が強気になりやすい傾向があります。
また、新しい刻印が出回り始める前に売ることで、旧刻印の価値が下がる前に手放す判断も有効です。
ここまでご紹介してきたように、バーキンを定価以上で売却するためには、相場・状態・タイミング・売却手段といった複数の要素が複雑に絡み合っています。
一番大切なのは、「今すぐ売る」か「時間をかけて高く売る」かという方針を自分の中で明確にすることです。
そして、それぞれのルートで自分のバーキンがどれくらいの価値があるのかを知ることが、納得のいく売却の第一歩になります。
資産としての価値が見直されている今、バーキンを売ることは「手放す」ではなく「活かす」選択肢でもあります。
ぜひあなたの大切な1点に合った、最良の売却方法を見つけてください。
A: 高額査定が狙いやすいのは、トゴやエプソンなど人気素材に、ブラック・エトゥープ・ゴールドなどの定番カラーを組み合わせたモデルです。
さらに、ゴールド金具や刻印が新しいモデルは、リセール市場でも評価が高くなる傾向があります。
A: 新品や未使用品の方が定価超えの可能性は高まりますが、美品レベルでも定価に近い価格がつくことはあります。
特に付属品が揃っていて、人気カラー・サイズであれば、高額査定が期待できます。
A: 売却までの期間は、数週間〜数ヶ月程度を見込んでおくとよいでしょう。
もし売却成立まで長期間かかることがご不安な場合は、即日売却実績のあるXIAOMAまでご相談ください。
価格相談など柔軟な対応も可能です。
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A: バーキン30は人気サイズのため、状態が良ければ定価に近い価格になるケースがあります。
ただし、バーキン35・40になると市場の需要がやや限られるため、定価を超える価格での売却は比較的まれです。
一方で、素材やカラーによっては例外もあるため、まずは査定で確認するのが確実です。