「そろそろクロコのバーキンを持ってみたい」
「でもクロコのバーキンって一体いくらするの?」
そんな疑問を抱いたきっかけは、人それぞれかもしれません。
店頭で「クロコのバーキンならご案内できます」と言われて驚いた方。
ヒマラヤをさらりと持つマダムを見て、「私も次のバーキンはクロコで……」と意識し始めた方。
あるいは、資産としての価値に惹かれて、クロコのバーキンについて調べ始めた方もいらっしゃるでしょう。
クロコ素材のバーキンは、価格も存在感も“別格”。
けれど、「高すぎて手が届かない」と決めつけてしまうには、少し早いかもしれません。
実はサイズや素材によって価格帯には幅があり、中古市場も含めて選択肢は多様です。
本記事では、2025年時点のクロコバーキンの定価と中古販売価格を素材・サイズ別に解説。
さらに、初心者向けの選び方や、よくある不安、購入・委託販売の相談先まで、エルメス専門店の視点から丁寧にナビゲートします。
「クロコのバーキンって、普通のバーキンと何が違うの?」
そう思ったことのある方は、きっと少なくないはずです。
バーキンは、素材によってまったく異なる魅力を持つバッグ。なかでも“クロコ”と呼ばれるクロコダイル素材を使ったバーキンは、通常の牛革(トゴやエプソン)モデルとは一線を画す、圧倒的な存在感と資産価値を備えた特別なシリーズです。
一般的に「クロコのバーキン」と言うと、ポロサス(Porosus)、ニロティカス(Niloticus)、アリゲーター(Alligator)の3種類が主流です。それぞれに鱗模様や質感、希少性の違いがあり、エルメスでは仕上げ(マット/リセ)によっても印象が大きく変わります。
クロコのバーキンは、単なる「贅沢品」ではなく、素材・仕上げ・仕様のすべてに意味がある“語れるバッグ”です。
次のセクションでは、それぞれのサイズや素材によって定価がどれくらい異なるのかを詳しく見ていきましょう。
「クロコのバーキンって、やっぱり値段も別格?」そんな疑問を持った方に向けて、2025年時点で確認できるクロコダイル素材バーキンの定価目安を、サイズ別・素材別に整理してご紹介します。
エルメスの価格は年に数回の改定があり、特にクロコ素材のモデルは限定的な生産体制ゆえに公表される機会が少なく、情報が得にくいのが現状ですが、近年の市場調査や購入報告をもとにまとめました。
※上記価格は2025年時点での参考定価です。実際の販売価格は仕様などにより前後します。エルメスでは定価が公表されないモデルも多いため、入手時の記録などからの情報が主なソースとなります。
「クロコは“別格”」と言われるのは、見た目のインパクトだけでなく、このような希少性と背景の価値によるものなのです。
次のセクションでは、「では中古ではどれくらいの価格になるのか?」という観点から、中古市場での価格傾向と査定目安をご紹介していきます。
「クロコのバーキンって、中古でもかなり高い?」
——新品では手が届かなくても、「中古なら現実的かも」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
実際、クロコバーキンは中古市場でも人気が高く、状態や素材・カラーによっては定価を超える価格で取引されるケースもあります。
ここでは、2025年時点の中古市場におけるクロコバーキンの価格目安を、状態別・素材別にまとめました。
※価格は2025年時点での参考相場(美品〜新品・未使用品を対象に調査)です。実際の査定額は刻印・付属品・金具・カラー・状態などにより大きく変動します。ヒマラヤのような希少モデルは、価格変動が特に激しい傾向にあります。
バーキンのクロコ素材は、“持つ人が少ない”からこそ中古市場でも存在感が強く、価格が下がりにくい傾向があります。
ただし、購入タイミングやモデル選びによって差が出やすいため、専門店の査定基準や販売実績を確認することが大切です。
次は、こうした高価格帯を支える背景にある「なぜクロコバーキンはここまで高額になるのか?」という疑問に迫ります。
「なぜクロコのバーキンは、ここまで高額なの?」
——通常のバーキンよりも何百万円も高い価格を目にして、「そこまでの価値があるの?」と疑問に思う方も少なくありません。
しかしその背景には、素材・製造体制・需要バランス・市場構造といった複数の要因が関係しています。
近年、ラグジュアリー市場の価格高騰と流通制限の影響で、「手に入りにくい=価値が落ちにくい」という構造が強まりつつあります。
中でもポロサス製のバーキン25/30は、中古市場でも高いリセール率を維持。ヒマラヤやブラック×G金具のような定番・希少カラーも、定価を上回る売却例があります。
資産性が注目される一方で、「何でも高く売れる」というわけではありません。以下のような要素によりリセール価格に差が出ることもあります。
だからこそ、購入前の判断基準や、専門家によるアドバイスがますます重要になってきます。
「クロコのバーキン、実際に選ぶとしたらどんなタイプがいい?」
——高額なアイテムだけに、「後悔のない選び方がしたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、これまで多くのクロコバーキンを扱ってきた専門店の視点から、初めて選ぶときに意識したいポイントをサイズ・素材・カラー別に解説します。
ワンポイントアドバイス
市場ではバーキン25の方が流通が少なく、人気も集中しやすい傾向があります。
カラー選びは、ファッションやライフスタイルとの相性を重視しましょう。
初めてのクロコバーキンを選ぶなら、ポロサス素材のマット仕上げ、カラーはブラックのバーキン25がバランスの取れた選択肢です。
高級感と落ち着きがあり、リセール面でも安心感があります。
次のパートでは、そんな風に「クロコが気になり始めた」方が抱えるリアルな悩みや迷いに、実際の声を交えて迫っていきます。
「そろそろクロコかな」と思い始めたときに出てくる、あの迷い。
手持ちのバーキンには満足しているけれど、もう一段ステージを上げたい。
けれどクロコは、価格も存在感も別格。簡単には決められない——そう悩んでいるのは、あなただけではありません。
実際にクロコバーキンの購入を検討した方々からは、以下のようなリアルな声が聞かれます。
こうした葛藤や戸惑いは、まさに「一歩手前」の段階にいる方が共通して抱える思いです。
実際にクロコバーキンを購入された方が語る、背中を押された瞬間には次のようなものがあります。
高額だからこそ、本当に納得できる選択をしたい。その気持ちは当然であり、無理に即決する必要はありません。
XIAOMAでは、クロコ素材に精通した鑑定士や販売スタッフが、サイズ・素材・カラーのご相談から、委託販売のご提案までお一人おひとりに合わせたご案内を行っています。
まずは「気になるモデルの在庫を見てみたい」「価格帯を聞いてみたい」といった、軽いご相談からで構いません。
次は、実際に購入・売却を検討する際に大切な「どこで買うか/売るか」について詳しく解説していきます。
クロコのバーキンの購入・売却を本気で検討し始めたら、次に考えるべきは「どこで取引するか」です。
通常のバーキン以上に価格もリスクも大きいため、販売・買取を任せる相手は慎重に選びたいところ。
このセクションでは、主な選択肢ごとの違いや注意点を整理しながら、信頼できる相談先の見極め方をご紹介します。
特にクロコ素材はカラー名・金具の仕様・保存状態によっても価値が大きく変わるため、「細かい部分まで説明してくれるお店」を選ぶことが重要です。
クロコバーキンは「売る場所」によって50〜100万円以上の差が出ることも。特に高額モデルは、即時買取よりも委託販売の方が高値を狙いやすいケースがあります。
中でも国内外の富裕層顧客など「高くても確実にクロコのバーキンが欲しい」顧客を持つ店舗は、有利な価格設定が可能です。
次は、希少性が年々高まる中で、今クロコバーキンの価値を知っておく“意味”や“タイミング”についてまとめていきます。
クロコのバーキンは、いつか欲しい——けれど“今じゃなくてもいい”と思っていませんか?
しかし実際には、「クロコのバーキンを今持っておくべき」理由がいくつもあります。
それは単に価格の話ではなく、価値や選択肢の“タイミング”が刻一刻と変わっているからです。
エルメスでは価格改定が頻繁に行われており、特にクロコ素材は上がり幅が大きいです。
一昔前は300〜400万円で買えたモデルが、今や800万円超も珍しくありません。そのため「あのとき買っておけば…」という声は、実際の購入者からも多く聞かれます。
ポロサスなどの素材は流通自体が少なく、正規店でもほとんど案内されません。二次流通市場でも、人気のサイズ・カラーは掲載後すぐに完売することも。
「探し始めたときには、もう市場から消えていた」——そんなケースも少なくありません。
近年の定価の上昇により、中古の査定価格も年々引き上げられる傾向があります。特にヒマラヤ・ブラックなどは、資産性の高い組み合わせです。
一方で、状態が良い個体の出回りは減っており、「価値のあるモデル」は早い者勝ちとなっているのが現状です。
クロコのバーキンは、高額だからこそ慎重になるのが当然です。
でも、本当に後悔しないためには、今の相場・選び方・在庫状況を“正しく知る”ことが先決です。
XIAOMAでは、
をご用意しています。
クロコのバーキンに惹かれながらも、購入や売却を前にちょっとした疑問や不安を感じている方は少なくありません。
ここでは、XIAOMAに実際に寄せられるご相談や、エルメス愛好家の方々からよく挙がる疑問・質問(FAQ)をまとめました。
「日常使いしていいの?」
「紹介されるのって一部の人だけ?」
「将来的に本当に高く売れる?」
そんな素朴な疑問に、専門店の視点からやさしくお答えしていきます。
A:はい、特にマット加工のモデルは落ち着いた印象で傷も目立ちにくく、日常使いにも適しています。ただし雨や乾燥には注意が必要なため、使用後のケアや保管環境は意識したほうがよいでしょう。
A:使いやすさ重視ならマット、華やかさや特別感を重視するならリセが人気です。最近は「初めてのクロコ」としてマット仕上げを選ぶ方が増えています。
A:クロコダイル素材のバーキンは非常に希少なため、基本的には“案内制”で紹介されることが多いモデルです。来店すれば必ず見られるというものではなく、入荷タイミングや在庫状況に加え、店舗スタッフとの関係性などをもとに案内されることがあります。
この案内方法は、限られた供給のなかでお客様お一人おひとりに丁寧に商品を届ける、というエルメスのスタンスによるものと考えられます。そのため、ご購入を希望される方は、まずは店舗スタッフとのコミュニケーションを大切にすることが第一歩となるでしょう。
A:2025年時点では、ヒマラヤバーキン(ニロティカスマット・白〜グレーのグラデーション)が最も高額なモデルのひとつとされており、2025年記事更新時点でのヒマラヤバーキン30の参考定価は16,918,000円です。
A:モデルや状態によっては下がるケースもありますが、ブラック・ヒマラヤ・定番色・美品以上の状態・ポロサス素材などの人気条件を満たしたものは、むしろ定価を上回るリセール価格がつくこともあります。