パンデミック後のファッションの未来をみせる

エルメスの2021年秋冬コレクション

世界を代表するハイブランド、エルメス。ファッションブランドでありながら、アパレルアイテムよりもバッグに注目を集める不思議なブランドです。


そんなエルメスが先日2021年秋冬コレクションを開催。世界中のVIPやインフルエンサーから注目を集めました。


特に話題を呼んだのはエルメスを象徴するバーキンの最新アップデート。キャンバスとレザーを組み合わせた取り外し可能な「ポシェット」に、バーキンの特徴的なフラップがプラスされました。


バーキンにコンパートメントとして加えることもでき、また単体でクラッチバッグとしても使用できます。


同じくランウェイで注目を集めたのは、ユーリティケース「Hermèsway」。スマートフォンやカードケースなど収納できる4つのポケットが備わっており、ポシェットの様に持ち歩けるでしょう。


他にもネックレスとしても使用できるリップケース「Kiss Holder」、また数年前に人気を博した「Apple Watch Hermès Double Tour」の新作ストラップも登場。今年もエルメスから目が離せません。


その他もコレクションも世界中のエルメスフリークから、多くの注目を集めました。


2021年の秋までに世界中がいい方向へと向かうのは難しいかもしれませんが、親しい友人や家族とひっそりとディナーはできることを願います。


ステイホームが浸透してきたこの1年。エルメスが披露した秋冬コレクションは、今のご時世とぴったりなシックで落ち着きさをそのままに、どこか自信さも感じられるカジュアルなデザインが融合されています。


コレクションの中でも特に世界の関心を集めたのは、ブランケットコート。


2年近く家に閉じこもっていた私たちにとって、これから外へと飛び出す為に必要な安心感を与えてくれるアイテムです。コレクションを欠かさずチェックし、次のエルメスアイテムを探しましょう。

2021年の秋冬コレクション全体で、シックでタフ、そしてフェミニン。そんな印象が多く受けるコレクションでした。


チャコール・ブラックやディープ・ブルー・デニム、他にもマッシュルーム・トーンからアース・ブラウンまで様々な秋冬らしいお色が使用されています。アパレルでもエルメスの存在感は大きく、ブランドが誇るレザー使用したアイテムが多く展開されていました。


特に注目を集めたのは、ハイネックのロングドレス。ウエスト部分が絞られ、レザーがアクセントとしてプラスされています。フリンジ付きのレザースカートも動きやすく着やすいデザインです。またデニムにもレザーがあしらわれ、カジュアルさも残しつつも、上品に仕上がったアイテムとなります。


世界中で猛威をふるい続けるコロナウィルス。こんな時代の中でデザイナーがコレクションを発表するということは、より一層のクリエイティブを高めたデザインを生み出さないといけないという意味です。


エルメスのクリエイティブ・ディレクターであるナデージュ・ヴァンヒー=シビュルスキーは、エルメスの2021年秋冬コレクション「トリプティーク」で、その圧倒的なクリエイティブ力を世界中に発信しました。


今回のショーはニューヨーク、パリ、上海と世界中の都市で同時開催。会場ごとに演出内容も異なり、ニューヨークではマデリン・ホランダーが振り付けたヒップなダンスがライブストリーミングで配信。上海ではショーの最後に、グー・ジアニが振り付けたアクロバティックなダンスが披露されました。


メイン会場であるパリでは都度その様子が映し出されながら。ショーが進んでいきます。このご時世でも世界は繋がっているという一体感、同じ感動を共有している経験、そして世界への明るさを取り戻そうという光をもたらしました。同じショーから、3つのメッセージが隠されいます。


新しくアップデートされたバーキン。貴方はどう思いましたか?