エルメスの「ドゴン」は、その機能性と洗練されたデザインから長年にわたって愛されている財布の一つ。これからご購入を検討されている方に向けて、本記事ではドゴンの種類や各サイズの収納力、人気素材やカラーを徹底解説。
今、ドゴンを買うべき理由や資産としての価値など、あらゆる視点からドゴンの魅力をご紹介します。
ドゴンはエルメスの1997年の年間テーマ「アフリカ」にちなんで誕生した財布です。
ドゴン(Dogon)の由来は、アフリカの「ドゴン」族という民族。そのカラー展開やデザインには、アフリカの豊かな色彩や文化的要素が反映されています。
ドゴンはエルメスの財布の中でも、特に使い込むことで魅力が増すモデルとして定評があります。
丸みを帯びたフォルム、シンプルで上質なレザー使い、そして高い収納力。さらにモデルによっては取り外し可能なコインケースも付いており、機能性が重視されています。
エルメスの財布にはドゴンの他にもケリーウォレットやベアンもありますが、これらは端正で比較的フォーマル向きなデザイン。それに対し、ドゴンはよりカジュアルでユニセックスなニュアンスを持つのが特徴です。
ドゴンには複数のサイズや仕様が存在し、ライフスタイルやバッグのサイズに合わせて選ぶことができます。ここでは主なモデルごとの特徴と違いを整理します。
画像出典元:エルメス
最もコンパクトで軽量なモデルが「ドゴン カードケース」。名前こそ“カードケース”ですが、実際はマチが広く、小銭や折りたたんだ紙幣も収納可能なミニウォレットとして活躍します。
現行ラインナップの中では最もスリムで、バッグの中でもかさばりにくいのが特徴です。
「ドゴン コンパクト」は、より本格的な財布としての機能を備えたモデル。
小銭入れは本体と一体型で、カードスロットも複数用意されています。
ミニバッグやポケットにも収まりやすく、キャッシュレス化が進む現代におすすめのサイズ感です。
画像出典元:エルメス
最も収納力があるのが「ドゴン デュオ(GM)」。
ロングサイズで通帳やパスポートの収納も可能なほか、取り外し可能なコインケースが付属しており、シーンに応じて使い分けができます。
中にはこのコインケースだけを単体で使うユーザーもいるほどです。
エルメス ドゴンの魅力を語る上で欠かせないのが、「素材」と「カラー」の選択肢の豊富さです。さらに、特別感を高めてくれる希少モデルの存在も見逃せません。
エルメス ドゴンの魅力のひとつは、使われるレザーの美しさと、持つ人のライフスタイルに合わせた選択肢の広さにあります。
現在流通しているモデルの主な素材は、「トゴ」「エバーカラー」、そして希少な「アリゲーター(エキゾチックレザー)」の3種です。
最も定番とされるのは「トゴ(Togo)」。ふっくらとした自然なシボ(シワ模様)が特徴で、表面に傷がつきにくく、長年使っても型崩れしにくいという実用性が支持されています。レザーとしての程よい厚みと柔らかさがあり、男女問わず人気の素材です。
「エバーカラー(Evercolor)」は、トゴに比べて表面がなめらかで発色がより鮮やかなのが特徴。上品な光沢感があり、比較的軽量な点も魅力です。特に明るめのカラー展開に多く採用され、スタイリッシュな印象を演出できます。
「アリゲーター(Alligator)」は高級なクロコダイル素材。独特のウロコ模様と艶やかな仕上がりは、持つ人に強い存在感とステータスを与えます。日常使いというよりは、コレクション性やリセール価値の観点から選ばれることも多い素材です。
ドゴンのカラー展開はエルメスならではの美しいバリエーションが揃っています。以下は特に人気のカラーとその特徴です。
ドゴンのカラーの中でも、特に人気が高いのは「エトゥープ」「ゴールド」「ブラック」の3色です。
エトゥープはエルメスの代名詞ともいえるグレージュで、どんなシーンにもなじむ万能カラー。
ゴールドは暖かみのあるキャメル系で、レザーの経年変化を最も楽しめる色といわれます。
ブラックはシンプルで洗練された印象があり、男女問わず人気です。
エルメスのドゴンには、素材やカラーの組み合わせが特殊なモデルが存在します。
例えば、外側と内側で配色が異なるバイカラーモデルや、ベルト部分にエキゾチックレザー(リザード)が使用されたモデル、全体にエキゾチックレザー(クロコダイル アリゲーターなど)が使用されたモデルなどです。
このようなモデルは流通数が少ないため、見かけたらお早めのご検討がおすすめです。
エルメス ドゴンの価格は、モデル・素材・カラーによって大きく異なります。ここでは正規定価から中古相場まで、価格帯の傾向をまとめます。
以下はスタンダードな素材(トゴおよびエバーカラー)のドゴンの定価および中古相場をまとめたものです。
※上記は記事更新時点での参考値で、使用される素材や状態などによって変動します。最新の情報は店頭にてご確認されることをおすすめいたします。
正規店でのドゴンの定価は、20〜40万円前後が主流です。
中古市場では、状態・年式・素材・カラーによって価格差が顕著に現れます。例えば人気のエトゥープやゴールドカラー、未使用品や新品、使用感の少ない美品は、定価超えで取引されることも珍しくありません。
価格に大きく影響するのは、「傷の有無」「刻印(製造年)」「付属品の有無」「素材の人気度」など。これらの要素を理解することで、予算内で最適な一品を見つけやすくなります。
見た目の美しさだけでなく、日常使いのしやすさもドゴンシリーズが支持される理由の一つです。ここでは、収納力や各パーツの機能性、ユーザー目線での使い勝手について詳しく解説します。
改めて、ドゴンの各モデルのサイズ感と構造(コインケース・カードスロットの数)をご覧ください。
ドゴンシリーズの最大の特徴は、財布としての実用性とデザイン性のバランスにあります。
シンプルなフラップ+ストラップ開閉は、一見クラシカルに見えつつも、使い慣れると片手での操作もスムーズ。中身が見やすく取り出しやすい構造になっています。
収納力に関しては、モデルごとに個性があります。例えば「ドゴン コンパクト」はカードスロットが4〜6枚、紙幣ポケット、小銭入れと必要最低限がスマートにまとまった設計で、キャッシュレス派にも好評。
一方、「ドゴン デュオ」はより大容量で、コインケースの取り外しができる点がユニークです。用途に応じて小銭入れ単体でも使用できるため、旅行や出張時のセカンド財布としても重宝されています。
画像出典元:エルメス
また、素材によっても使用感は少し異なります。
トゴはしっとりとした質感で、使い続けるほどに柔らかくなり艶が増します。エバーカラーは滑らかでハリのある質感で、使い続けるほどにしなやかさと艶が増します。
一部ユーザーからは「ストラップの開け閉めが少し手間」「小銭が多いと重く感じる」といった声もありますが、これらは好みによる部分が大きく、革の柔らかさや使い込み具合によって改善されていく傾向があります。
一見フェミニンな印象もあるエルメスのドゴンですが、実はシンプルで機能的なデザインゆえに、男性ユーザーにも根強い人気を誇ります。
ここでは、メンズにおすすめのモデルや、ユニセックスで使える活用法をご紹介します。
エルメスの中でもドゴンは比較的装飾が少なく、無駄のないフォルムが魅力。カジュアルにもビジネスにも使いやすく、“いかにもエルメス”感が控えめなのが逆に良いとされる理由の一つです。
特に人気なのは「ドゴン デュオ」。片手で開閉しやすく、カードや小銭、紙幣をスマートに整理できる構造は、整理整頓好きな男性から支持を集めています。
カラーとしては「ブラック」「ブルーニュイ(濃紺)」など、落ち着いた色味が人気です。
画像出典元:エルメス
ドゴンのもう一つの魅力は、「夫婦やカップルでの共用」にも適している点。デザインが中性的であるため、どちらか一方の性別に偏らず、パートナーと共有で使う“共通財布”として選ばれることもあります。
特に「ドゴン デュオ」は存在感もあり、1つの財布を2人で使う場合でも使い勝手が良好。用途に応じて、コインケースだけ取り外してそれぞれが使うといった活用法も可能です。
また、記念日や誕生日の贈り物として「いつかはエルメス」な名品をペアで揃えるという選び方も増えています。
エルメス ドゴンを購入する方法は、大きく分けて「正規店」と「中古市場(いわゆる二次流通)」の2つ。それぞれに異なるメリットと注意点があります。
ご自身の希望条件やご購入の目的に応じて、最適な方法を選びましょう。
エルメスの正規店で購入する最大のメリットは、確実に正規品であるという安心感と、新品であることの満足感です。特にプレゼントや記念日の品としては、正規購入の選択肢が好まれます。
ただし、ドゴンは定番モデルである一方、人気カラーや素材は常に在庫があるとは限らず、店舗によっては予約制・紹介制になっている場合もあります。あらかじめ来店予約をして、スタッフに希望を伝えておくと比較的スムーズです。
中古市場には、新品、未使用品、新品同様の美品から使い込まれたヴィンテージまで、さまざまな状態・モデル・カラーのドゴンが出回っており、豊富な選択肢から選べることが最大の魅力です。
現在は廃番となっているカラーや素材、パーソナルオーダー品など、正規店では手に入らない希少なアイテムに出会えることもあります。
ただし、注意すべきは真贋の見極めと信頼できる販売店選びです。エルメスは偽物も多く流通しているため、プロの鑑定が入っている店舗を選びましょう。
刻印の位置や金具の仕上げ、ステッチの精度など、細かなポイントも確認したいところです。
また近年は、購入希望者の条件に応じてアイテムを探してくれる委託販売型のサービスも注目されています。
XIAOMAでは、香港・シンガポールなど海外にもネットワークを持つグローバルな体制を活かし、国内外の在庫からご希望のドゴンを探すお手伝いも可能です。
初めてエルメスを購入する方でも、プロのコンシェルジュがサポートする安心感があります。
エルメス ドゴンは、洗練されたデザインや高い実用性だけでなく、将来的に価値を保ちやすい“資産性のある財布”としても注目されています。
ここでは、なぜドゴンが資産として評価されているのか、そしてリセール市場で高評価を得やすいモデルの特徴を解説します。
エルメス製品は、他ブランドに比べて中古市場での流通価値が安定して高い傾向があります。中でもドゴンは財布としての日常的な実用性があるため、「使いながら価値を維持しやすい」点が大きな魅力です。
また、ドゴンには製造年を示す刻印(アルファベット記号)があり、市場での価値判断がしやすいという特徴もあります。製造年が新しければ当然高値がつきやすく、ヴィンテージ的な魅力が出る刻印年はプレミア化することも。
さらに、ドゴンはモデル数が限られているため、人気素材・カラーに買い手が集中しやすいという市場構造があります。供給が絞られることで、安定した価値を保ちやすくなっています。
リセール市場で高値が付きやすいドゴンには、いくつかの共通点があります。たとえば以下のような条件に当てはまるモデルは、市場でも常に高いニーズがあります。
特にドゴン デュオのエトゥープ(トゴ素材)などは安定して高いリセール価格を維持しており、ご購入時に「リセールを見据えて選ぶ」という選択も十分に現実的です。
エルメス ドゴンは、シンプルで洗練されたデザインに加え、素材やカラーの選び方によっては将来的なリセールバリューも期待できる“資産になる財布”です。日々の暮らしに寄り添いながら、使うほどに魅力が深まっていく——そんな一品を選ぶことは、持ち物への価値観を見直すきっかけにもなるはずです。
XIAOMAでは、国内外のネットワークを活かし、さまざまな種類のドゴンを取り揃えております。ギフトにも最適な新品・未使用品も取り扱っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
また、お使いにならなくなったエルメス ドゴンの買取も行っております。「今の査定相場はいくら?」といったご相談ベースのご連絡も大歓迎です。まずはお気軽にご連絡ください。