エルメスの時計は、洗練されたデザインとブランドの格式を備えたラグジュアリーアイテム。
その美しさを身につける楽しみだけでなく、資産価値としての注目度も年々高まっています。
中でも「Hウォッチ」「ケープコッド」「クリッパー」などの定番モデルは、現在も中古市場で安定した人気を誇り、状態や仕様によっては高額査定も期待できます。
この記事では、エルメスの人気時計モデルの最新買取相場(※2025年時点の参考値)や、査定額アップのコツ、高く売るための売却方法まで、初めてでもわかりやすく解説します。
エルメスといえばバッグのイメージが強いかもしれませんが、時計もまた「持って使いながら価値を保つ」ことができるアイテムです。特に定番モデルや限定仕様のものは、資産としての側面が年々強まり、買取市場でも注目度が高まっています。
エルメスの時計が中古市場で価値を維持できるのは、デザインの普遍性とブランドへの信頼があるからです。
シーズンや流行に左右されにくいシンプルで洗練されたスタイルは、長く愛用されやすく、使用後の買取ニーズも一定数存在します。
また、エルメスは定価改定(値上げ)を繰り返すブランドであり、新品価格の上昇は中古市場の底上げにもつながっています。そのため、「しばらく使ってから売る」というサイクルでも、十分に高価買取を狙うことができるのです。
さらに、状態が良ければもちろん有利ですが、「動かない」「古いモデルで使っていない」といった状態でも価値が残っているケースもあります。
買取に出すか迷っている方は、まずは“いまの価値”を知るところから始めてみるのがおすすめです。
エルメスの時計はモデルごとにデザインや素材、仕様が異なり、それぞれ中古市場での評価も変わってきます。
ここでは、現在特に流通の多い3つの主要モデル(Hウォッチ・ケープコッド・クリッパー)に焦点を当て、最新の買取相場(※2025年時点の参考値)と市場評価をご紹介します。
エルメスの「Hウォッチ」は、ブランドの頭文字を象ったスクエア型ケースが印象的な人気モデル。長年にわたって定番としてラインナップされており、エルメスの時計の中でも特に高い認知度を誇ります。
Hウォッチは、ケースサイズのバリエーションが豊富で、特にレディースでは21×21mmサイズがスタンダードとして人気です。
フォーマルにもカジュアルにも合わせやすいデザインで、初めてのエルメスウォッチとして選ばれることも多く、中古市場でも安定した需要があります。
Hウォッチの定価は、2025年時点で約506,000円〜(税込)。モデルのサイズや素材によって価格は異なります。
一般的な中古買取相場は約5万円〜10万円前後。カラーやベルト素材、状態によって上下しますが、保証書や箱などの付属品がそろっている個体は評価が高くなりやすいです。
1991年に登場したケープコッドは、エルメスの中でもデザイン性の高いモデルとして長く愛されているロングセラー。
スクエアとレクタングルを掛け合わせた独特のケースシェイプと、バリエーション豊富なストラップ展開が魅力です。
ケープコッドはサイズ・素材・ストラップによって市場評価が大きく変動するモデルで、定価は488,400円〜。標準的なモデルの買取相場は(ステンレス × スイフトレザーベルト等)60,000~150,000円前後です。
※価格はすべて記事更新時点(2025年)の参考値です。状態や付属品の有無により変動します。
特に、「ドゥブルトゥール(二重巻きストラップ)」や限定カラー、アーティストコラボ仕様などはコレクター人気が高く、高額査定が期待できる傾向にあります。
「クリッパー」は、船窓をモチーフにした丸型デザインで、1981年の誕生以来、長年販売されていたエルメスの定番時計。2018年に廃盤となったことで、現在では中古市場でのみ入手可能な希少性を持っています。
クリッパーは、シンプルで飽きのこないデザインから、幅広い年代に支持され続けてきたモデルです。サイズ展開も豊富で、メンズ・レディースともに流通しているため、需要も安定しています。
2025年時点での参考買取相場は、約3万円〜9万円前後(標準的なモデルの場合)。
ただし、状態が良く、ステンレスブレスレットがきれいな個体、もしくはメンズの大型モデルなどは上限に近い査定額になるケースもあります。
※クリッパーは廃盤品のため、状態や付属品の有無が価格を左右しやすく、実物確認のうえでの判断が重要です。
※ここまでご紹介した買取相場はスタンダード仕様(ステンレス×レザーベルト等)のモデルを基準にした、2025年時点での参考相場です。実際の査定金額は、素材・サイズ・ダイヤ装飾・限定仕様の有無・使用状態・付属品の有無などによって大きく変動します。詳しくはお気軽にご相談ください。
同じモデル・同じ素材のエルメスの時計であっても、状態や付属品の有無によって査定額は大きく変わることがあります。
ここでは、買取価格を左右する主な評価ポイントを4つに分けてご紹介します。「これから売ろうかな」と検討中の方は、事前にチェックしておきましょう。
時計の動作状況は、査定における最重要ポイントのひとつです。
エルメスの時計は主にクオーツ式(電池式)が多いため、電池切れによって止まっているだけのケースもあります。
ただし、内部ムーブメントに故障がある場合は修理が必要となり、その分買取価格が下がる可能性があります。
「止まっている=売れない」わけではありませんが、動作品の方が当然ながら査定額は有利です。
電池交換で再稼働するかを確認する、またはまずは「止まったままでも査定に出してみる」のがおすすめです。
時計は外観の印象が評価に大きく影響します。特に査定対象になるのは以下のような部分です。
エルメスの時計は「デザイン性」が大きな魅力の一つ。そのため、外装の状態が良いほど再販しやすくなり、結果的に査定額も上がりやすくなります。
長く使われる時計だからこそ、「定期メンテナンス」が査定時に評価されます。
エルメスでは、3〜5年ごとのオーバーホールが推奨されており、その記録がある場合は査定にプラス材料となることがあります。
特に高額モデル(ケープコッドのダイヤ付きや自動巻モデルなど)においては、メンテ履歴が明確であることで安心して再販売できるため、評価はより高くなる傾向です。
買取価格に影響する要素として見落とされがちですが、付属品の有無は実は大きなポイントです。
これらが揃っていれば再販売時に「フルセット」として扱え、購入希望者からの信頼度も高まり、査定アップにつながることが多いです。
とはいえ、「箱なし」「保証書なし」でも買取は可能ですので、不安な場合もまずは相談を。
エルメスの時計を売る方法には、大きく分けて「買取」と「委託販売」の2つがあります。
それぞれにメリット・デメリットがあり、ご自身の状況や希望額に応じて選ぶのがポイントです。ここでは2つの違いと、どんなときにどちらを選ぶべきかを解説します。
「できるだけ早く現金化したい」「査定額に納得できればすぐに手放したい」という方には、通常の買取がおすすめです。
査定後にその場で現金化できるため、時間をかけずに売却を完了できます。
ただし、買取額は市場相場の“即決価格”となるため、委託販売に比べてやや抑えめになる傾向があります。
一方、できるだけ高く売りたい場合には「委託販売」が有効です。
これは店舗やオンラインショップに商品を預けて販売し、実際に売れた後に金額を受け取る仕組みです。
時間はかかりますが、市場での販売価格に近い金額で売却できる可能性があり、高額品や希少モデルには特におすすめです。
XIAOMAでは、バッグやジュエリーだけでなく時計やアクセサリー類も含めた委託販売に対応しています。
エルメス専門の販売ネットワークと顧客基盤を活かし、適正価格での売却をサポートします。
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※2024年5月〜7月の集計データ
大切なエルメスの時計を売却するなら、安心して任せられる買取店を選ぶことも非常に重要です。
査定額の違いだけでなく、対応の丁寧さや専門性によって、納得度や満足度も大きく変わってきます。
ここでは、エルメスの時計を売る際に注目すべき「良いお店の見分け方」をご紹介します。
エルメスの時計は、素材やストラップ、年代、限定仕様などによって価値が大きく変わります。
そのため、ブランドやモデルごとの特性を理解したうえで査定できる専門性の高い店舗を選ぶことが大切です。
ケープコッドやHウォッチなどの定番モデルだけでなく、ドゥブルトゥールやマザーオブパール文字盤といった仕様の違いも正しく評価してくれるお店が理想です。
誰が査定するかによって、査定額はもちろん、査定理由の説明の質も変わってきます。
とくにエルメス製品に関しては、ブランド背景や年代変遷に詳しい鑑定士が在籍しているかが重要です。
たとえばXIAOMAでは、鑑定歴30年以上のエルメス専門鑑定士が在籍しており、モデルの特徴だけでなく使用感・保存状態・仕様の違いまで正確に見極めて査定しています。
店頭に行かなくても査定ができるLINEや宅配買取など、ライフスタイルに合わせた方法を柔軟に選べるお店は安心です。
このように複数の選択肢があると、売却までの不安も少なくなります。
エルメスの時計と一緒に、バッグやアクセサリーなどをまとめて査定に出すと、全体の評価が高くなりやすいこともあります。
特にエルメス専門店では、ブランド全体の価値を把握しているため、「トータルでのブランド資産価値」としての評価が期待できます。
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「売れるかどうかわからない」「状態に自信がない」「手元にあるのはかなり昔のものだけど…」
エルメスの時計を査定に出す前には、多くの方がさまざまな疑問や不安を抱えています。
ここでは、よく寄せられる質問にQ&A形式でお答えしますので、売却前の判断材料としてぜひご参考ください。
A:止まっている時計でも、電池切れや軽微な劣化であれば買取可能な場合があります。
ただし、内部ムーブメントに大きな故障がある場合や、修理費用が高額と判断された場合は、査定額が大きく下がったり、買取対象外となることもあります。
XIAOMAではまずLINE査定で状態の確認が可能です。動作不良がある場合も、「まずは写真だけでの相談」からはじめてみるのがおすすめです。
A:もちろんです。エルメスの時計は、過去に販売されていたモデルでも市場での人気や希少性によって高評価されるケースがあります。
たとえば、2018年に廃盤となった「クリッパー」は、現在でも一定の需要があり、状態次第では高値がつくことも。
「古い=価値がない」と決めつけず、まずは現状の価値を知るところから始めてみてください。
A:はい、保証書や箱がなくても買取可能です。
ただし、付属品がそろっている場合と比べると、査定額はやや下がる傾向にあります。特に高額モデルやダイヤ付きモデルなどは、フルセットの方が有利です。
一方で、時計本体の状態が良好であれば、付属品がない場合でも十分に価値はありますのでご安心ください。
A:一部のモデルでは可能性があります。たとえば、限定仕様・ドゥブルトゥール・希少カラー・新品同様の未使用品などは、定価を上回る金額での販売実績があることも。
ただし、時計全体としては「定価を超える買取」は稀です。バッグに比べると資産性は控えめですが、モデルやタイミングによっては高評価も狙える分野です。
時計以外のアイテムも売却を検討している方は、「エルメス買取の最新相場・高価買取のポイント完全ガイド」もあわせて参考にしてみてください。
ご紹介してきたように、エルメスの時計はモデルや仕様、状態によって買取価格が大きく異なります。
定番モデルであっても、ベルトの種類や付属品の有無、さらには動作状態や過去のメンテナンス歴までが査定に影響するため、売却前には一度、ご自身の時計の状態を確認しておくことが大切です。
また、「今が売り時かどうか」「委託販売のほうが合っているのか」といった判断は、一人で悩まずに専門店に相談してみることが一番の近道です。
XIAOMAでは、鑑定歴30年以上のエルメス専門査定士が、LINEを通じて写真だけでも丁寧に拝見し、買取・委託の両面から最適なご提案をいたします。
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