「30年前に買ったエルメスのスカーフ、今さら売れるわけないよね…」そう思って押し入れにしまったままになっていませんか?
実は近年、1980〜1990年代のエルメススカーフが「ヴィンテージ」として再評価され、思わぬ高値で取引されるケースが増えています。特に、当時の人気柄や保存状態の良いものは、プレミア価格がつくことも。
この記事では、30年前のエルメススカーフの買取価格の目安や、高額査定につながるポイントをわかりやすく解説します。「タグがない」「少しシミがある」といった状態でも諦めるのは早いかもしれません。ぜひ、お手持ちのスカーフの“今の価値”を確認する参考にしてください。
かつては「古い=売れない」と思われがちだったエルメスのスカーフですが、今では1980〜1990年代のモデルに再び注目が集まっています。“ヴィンテージ人気”という新たな評価軸が生まれたことで、30年前のスカーフが意外な価格で取引されるケースも。まずはその背景を見ていきましょう。
近年、1980年代〜1990年代に製造されたエルメスのスカーフが「ヴィンテージ」として注目を集めています。ファッション業界では、時代を超えて価値を持つデザイン=ヴィンテージアイテムとしての再評価が進み、特にエルメスのような伝統あるブランドではその傾向が顕著です。
エルメスのスカーフは、1枚ごとに独自のストーリーがあり、アーティストとのコラボによって生まれる美しい図柄は、今見ても色褪せない魅力があります。昔のスカーフでも、今のトレンドと不思議とマッチすることも多く、「あえてヴィンテージを選ぶ」という買い手が増えています。
新品や現行品にはない“味わい”や“希少性”が評価されている今、30年前のスカーフにも十分な価値があるのです。
すべてのヴィンテージスカーフが高く売れるわけではありませんが、一部の人気柄や年代に属するスカーフはプレミア価格がつくこともあります。
特に次のような条件がそろっていると、高額査定が期待できます。
また、特定の年代(例:1980〜90年代)にしか存在しない図案も収集家に人気で、こうしたスカーフは数万円〜数十万円の価値がつくことも。相場はあくまで目安ですが、「思い出の一枚」が意外なプレミアアイテムかもしれません。
スカーフの価値を大きく左右するのが「保存状態」です。30年前のスカーフであっても、未使用や美品であれば驚くほど高く評価されることがあります。
以下のような状態だと、プラス査定の可能性があります。
一方、軽微なシミや経年劣化があっても、人気の柄や希少モデルであれば減額幅が小さく、高値で売れるケースもあります。スカーフの扱い方次第で、30年という時間を“価値”に変えることができるのです。
気になるのはやはり、今いくらで売れるのか?という点。ここではカレ90・カレ70・ツイリーといった代表的なスカーフの買取価格の目安を紹介します。昔の柄や年代物であっても、状態や人気によって高額査定が期待できることもあります。
エルメスのスカーフの中でも最も代表的なサイズである「カレ90」は、現在でも根強い人気を誇ります。中古市場では、素材の良さとデザイン性の高さから実用品としてもコレクターズアイテムとしても需要があり、安定した買取価格がつきやすいモデルです。
状態やデザイン、付属品の有無によって異なりますが、2025年現在、カレ90の買取相場はおおよそ2万円〜4万円前後が目安とされています。
また、プレミア柄や希少カラーであれば、これを上回る高値がつくこともあります。30年前のモデルでも状態が良ければ、現行品以上の価格がつくケースも少なくありません。
「カレ70」はカレ90よりひと回り小さい正方形タイプで、普段使いやアレンジ用途として人気の高いモデルです。買取市場でも一定の需要があり、状態が良いもので1万〜3万円前後が目安です。
また、細長いリボン状の「ツイリー」も人気モデルの一つで、相場はおおよそ5,000円〜2万円前後。バッグハンドルに巻いたり、ヘアアクセサリーとして使ったりと汎用性が高いため、使用済みであっても買取可能です。
最新の買取相場をより詳しく知りたい方は、下記記事もあわせてご覧ください。
「古いスカーフだからタグが取れてしまっている…」「少しシミがあるかも」
そんな理由で諦めてしまう方も多いのですが、実はタグなし・軽微なシミありでも買取可能なケースは多数あります。
査定時に重視されるのは、「柄」「年代」「保存状態」など。タグがなくても、柄や縫製、縁の仕上げなどからエルメスならではの品質のものと判断できる要素が揃っていれば、査定は可能です。
また、多少のシミがあっても以下のようなケースでは売却できることがあります。
「これは無理かも…」と決めつけず、まずは一度査定に出してみることをおすすめします。
プレミア価格がつくスカーフには、「柄」による価値の違いがあるのをご存じですか?中でも1980〜1990年代の定番柄や、復刻版・限定配色は今も人気が高く、コレクター需要があるほど。代表的な例をいくつかご紹介します。
エルメススカーフの中でも特に人気が高く、“資産価値のある柄”として知られているのが「BRIDES DE GALA(ブリッド・ドゥ・ガラ)」です。
1957年に登場したこの柄は、エルメスの馬具モチーフを象徴的にデザインしたもので、色やサイズを変えて何度も復刻されてきたエルメスの代表格ともいえる存在です。
画像出典元:エルメス
さらに近年では、「LUNA PARK」「LA VOIE LACTEE(銀河鉄道)」「De Passage à Moscou(モスクワを通って)」など、アーティスト性やストーリー性の高い柄にも注目が集まっています。
▼LUNA PARK
画像出典元:CARRE DE PARIS
▼LA VOIE LACTEE
画像出典元:VINTAGE PARIS
▼De Passage à Moscou
画像出典元:CARRE DE PARIS
これらは一見奇抜なデザインに見えても、コレクターやファッション愛好家からは高く評価されており、特にプリーツ加工や大判サイズなどの特殊シリーズはプレミアがつくこともあります。
画像出典元:エルメス
また、エルメスの伝統を感じさせる「馬や動物モチーフ」の柄は、時代を超えて人気があり、状態や付属品の有無によっては数万円〜十数万円の査定がつくケースもあります。
定番柄だけでなく、独創的なデザインや希少仕様も“ヴィンテージ資産”としての価値を持つ時代。一見珍しいデザインでも、高額査定の可能性は十分にあります。
1990年代から2000年代にかけては、エルメスが過去の名作柄を「新たなカラーバリエーションやサイズで復刻」する動きが盛んでした。こうした復刻モデルは、“過去と現在をつなぐデザイン”として評価されることが多く、再評価の対象になっています。
そして、これらの復刻の元になったオリジナルモデルの中には、今でもヴィンテージ市場で高く評価されている“名作”が多数存在します。以下は、その中でも特に人気が高い代表的なスカーフです。
▼Les Clés(レ・クレ) |
1960年代発表。鍵を幾何学的に配した華やかで繊細なデザイン。格調高くクラシカルな印象が人気。画像出典元:エルメス |
▼Jungle Love(ジャングル・ラブ) |
1990年代発表。ヒョウのカップルを描いた自然と愛の象徴的デザイン。コレクターから熱い支持。画像出典元:エルメス |
▼Kachinas(カチナ) |
1990年代発表。ネイティブアメリカンの精霊を描いた幻想的な世界観。希少性が高く流通数が少ない。画像出典元:エルメス |
▼Ex-Libris(エクス・リブリス) |
1940年代発表。エルメス家の家紋をモチーフにした荘厳なデザイン。男性人気も高く評価が安定。画像出典元:エルメス |
※上記の画像はすべて現行モデルのものです。
これらのスカーフは、保存状態や配色、付属品の有無によっては数万円〜数十万円で取引されることもあります。お手元のスカーフが該当する場合、想像以上の価値がつく可能性があります。
同じ柄でも、色の組み合わせや印刷ロットによって希少価値が大きく変わるのがエルメススカーフの奥深さです。たとえば、人気の「ブリッド・ドゥ・ガラ」でも、ブラック×ゴールドなどの配色は中古市場でも高値がつく傾向があります。
また、イベント限定や、特定シーズンにしか展開されなかったスペシャルカラーや配色違いはコレクター人気も高く、オークションなどで相場が上がることもあります。
このようなモデルは一点モノに近いため、「色」だけでプレミアがつくケースもあるのです。色番や購入時期の記憶がなくても、写真をもとにしたLINE査定などで専門店に相談すれば、思わぬ希少価値が判明することもあります。
同じスカーフでも、査定額に差が出る理由はさまざま。ここでは実際の買取現場で見られる、査定額を左右する3つのポイントをご紹介します。ちょっとした手入れや保管方法の違いが、査定価格に大きな影響を与えることもあります。
スカーフの買取価格を左右する要素の中で、最も基本的かつ大きな影響を与えるのが“汚れの有無”です。
特にシルク素材のスカーフは、皮脂や化粧品、湿気によってダメージを受けやすいため、目立つシミや汚れがあると減額対象になりやすい傾向があります。
ただし、「多少の使用感=必ず減額」とは限りません。以下のようなケースでは、シミがあっても査定額が維持されることもあります。
また、査定前に自己流でクリーニングすることはNGです。かえってシルクを傷めてしまう恐れがあるため、そのままの状態でプロに見せるのがベストです。
エルメスのスカーフは、長期保管していても保存状態が良好であれば高評価されるアイテムです。30年前のものでも、以下のような状態であれば美品扱いとなることもあります。
おすすめの保管方法としては、購入時の箱や保存袋に入れて引き出しで保管するのが理想です。
エルメスのスカーフを購入した際に付いてくるオレンジ色の箱やブランドタグ、リボンなどの付属品は、査定時に「正規品であることの証拠」としてプラス評価につながります。
とくに以下のようなアイテムがそろっていると、数千円以上査定額が上がることもあります。
これらはあくまでも“付加価値”ではありますが、「新品に近い印象」を与える材料として評価されやすいポイントです。
付属品の重要性については、以下の記事でも詳しく解説しています。
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特にカレ90や定番人気柄などは、写真からある程度のモデル判断が可能です。査定後にキャンセルも自由なので、まずは気軽に「どれくらいの価値があるのか」を知るだけでも問題ありません。
LINEでの概算査定の結果を踏まえて、実際にXIAOMAでエルメススカーフの売却を本格的に検討される場合は、お客様のスタイルに合わせて本査定へお進みいただけます。
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たとえ使わなくなったスカーフでも、それが「今も価値のある資産」である可能性は十分にあります。思い出のある一枚こそ、正しく評価されて次の持ち主へ渡ることで、より意味ある一品になるかもしれません。あなたの一枚も、いまこそ価値を見直すタイミングです。
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