ファッションとアートにおけるヒマラヤコレクションの存在は、年々その価値を高めています。その美しいデザインと究極のステータスシンボルとして多くの著名人がエルメスのヒマラヤを愛し、共にする姿をSNSなど様々な媒体で見かけます。
その人気の高さから需要も増えている一方、毎年極僅かな数しか製造されていないため、現在でも供給が追い付いていません。その影響力は巨大で、世界的オークションに出品された際、当時の最高落札額を更新し話題を呼びました。
エルメスのヒマラヤは世界で最も稀少価値の高いバッグとして、世界中にその名前が知れ渡ったのです。
2017年に香港で開催されたオークションで、エルメスのヒマラヤバーキンは当時販売されたバッグの中で史上最高額の記録を打ち立てます。バーキンの金具部分を200個以上のダイヤモンドを散りばめたアイテムで、約412,500ドルという異例の価格で落札されました。
その希少価値の高さから、「幻のバーキン」とも呼ばれています。そしてその数年後、今度はケリーバッグでその記録を塗り替えました。パラジウム金具を使用した2019年製のケリー25が約437,300ドルで落札され、再び世界記録を更新します。
パンデミックの最中、ヒマラヤコレクションを始めとしたハンドバッグの需要が高まったのはどうしてでしょうか。
世界中の女性が愛してやまない「セックス・アンド・ザ・シティ」のキャリー・ブラッドショーはこんな名言を残しています。
"I like my money right where I can see it: hanging in my closet "
「財産は手もとに置くべき。だから私は洋服に替えて、クローゼットに掛けておくの」
世の女性にとって、クローゼットは宝物庫。エルメスのバーキンはその変わらない価値の高さから、投資として購入する方も多くいます。
ヒマラヤの様に芸術性高いアイテム、エルメスが誇る職人技、素材、そして稀少性は今後も上昇し続けるでしょう。
そんなエルメスの全てが詰まったヒマラヤは、世界で最も価値が高く、魅力的なアイテムとして人気を集める理由です。
エルメスのヒマラヤは、その美しいグラデーションが特徴的なコレクションです。
そんなヒマラヤの始まりは1990年代。当時ケリーコレクションでしか生産されていない、緑から茶色へとグラデーションが特徴的なカラー「ヴェール・セラドン・ナチュラ」が発端とされています。
発表当時は素材がもつ天然の色素を取り除くことは難しく、バッグには素材の自然な色が見えている状態でした。そこからエルメスは時間をかけグラデーションの研究をし、試行錯誤の結果2000年代の後半に、エキゾチックレザーのニロティカスマットを使用したホワイトの「ヒマラヤバーキン」と「ヒマラヤケリー」を発表します。
エルメスには使用した素材がわかる刻印がされており、ヒマラヤバーキンはクロコダイルのニロティカスを使用しているため金具近くに「・・」と刻印されています。
地球上で最も標高の高い地域、ヒマラヤ山脈。エルメスのヒマラヤコレクションの由来とも言われています。
雄大な山々の連なりから感じる壮大な美しさ。それをスモーキーなグレーやブラウンで表現し、純白へとグラデーションされています。
ヒマラヤコレクションでも人気なのはブラウン系のカラー。グレーよりも柔らかい印象があり、女性から支持されています。
高い人気を誇るヒマラヤコレクションは、現在でも生産数も流通数も極僅か。世界中のVIPも手に入るチャンスを狙っています。
ホワイト・ヒマラヤの繊細なる美しさは、エルメスが誇る高い染色技術があってこそ。エルメスの職人は最も薄いレザーをあえて選び加工し、洗浄、石灰漬け、酸漬け…などなど長い工程を経て、染色の準備を整えます。
ヒマラヤコレクションの特徴とも言える、ホワイトから絶妙なグラデーションの美しいデザインの裏には、非常に手間と時間がかかる作業がありました。エルメスを支える技術力とエルメスの職人の才能が、世界で最も価値の高いヒマラヤコレクションを生み出しています。
日常シーンでも使いやすい25cm、30cmで展開されたヒマラヤバーキンは、瞬く間に世界中のコレクターから人気を博しました。その人気を受けたエルメスは、エルメスのアイコンのひとつであるケリーバッグでも展開を考えます。
28cm、35cmのサイズで極僅かな数だけヒマラヤケリーを製作。誕生から現在まで様々なデザインで展開されてきたケリーコレクションの中でも、ヒマラヤケリーは最も美しいケリーとも言われています。エルメスの繊細なる染色技術で生まれたカラーリング、エルメスのエレガントバッグとも呼ばれるケリー。二つが組み合わさり、究極の美がヒマラヤケリーに宿りました。
世界中から高い人気を集めながら、どうしてエルメスはバーキンやケリーといったアイコンとも呼べるバッグを大量生産しないのか。
職人不足や素材生産地の激減など様々な背景もありますが、非常に限られた数を製造することで、プレミアムな価値をプラスしてそれを維持させます。エルメスが誇る熟練の職人たちでさえも、一つのバッグを製造するのに数日かかります。
さらに精密な職人技と稀少価値の高い素材を使用したヒマラヤケリーは、製造に時間がかかり、一年に数個という限られた数しか作れません。
ヒマラヤコレクションは、バーキンやケリーだけではありません。その人気の高さから様々なアイテムと展開されてきました。コンスタンス、プリュム、リンディー、ケリーカットなどのバッグラインから、オランサンダルといったアパレルなどにも見られています。バーキンやケリー同様、希少価値も高く、流通数も多くはありません。
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