エルメスの中でも知る人ぞ知るモデル「アルザン」。実用性とエレガンスを兼ね備えたそのデザインは、近年じわじわと注目度を高めています。
本記事では、アルザンの魅力をサイズ・素材・人気色・定価・中古相場といった視点から徹底解説。
ミニ・25・31といった展開サイズ別の使い勝手や、他のエルメスバッグとの違い、さらにはリセールバリューや売却のポイントまで、プロ視点でお届けします。
購入前の比較検討にも、将来的な売却を見据えたリサーチにも役立つ内容ですので、ぜひ最後までお読みください。
アルザンは、実用性と洗練さを両立した隠れた名作とも言えるバッグです。
この章では、その誕生背景や、他のエルメスバッグと比べたアルザンの位置づけについて詳しく見ていきましょう。
エルメスのアルザン(Halzan)は、2014年頃に登場した比較的新しいモデル。数あるエルメスバッグの中でも“日常使い”を意識した珍しいモデルです。
「アルザン(Halzan)」の名はフランスの競走馬の名前に由来しており、どこか力強く、かつエレガントな印象を併せ持っています。
シンプルなフォルムながら、細やかなステッチや上質なレザー、特徴的なバックルディテールが存在感を放ち、カジュアルにもドレッシーにも対応できる汎用性の高さが魅力です。
アルザンは、バーキン・ケリーのようなフォーマル感の強いバッグとは異なり、どちらかといえば“日常に溶け込むエルメス”という位置づけ。
肩掛け・斜め掛け・クラッチ・ハンドバッグの5WAY(ハンドバッグ/クラッチバッグ/斜めがけショルダー/ロングショルダー/ショートショルダー)で使える機能性も評価され、特にアクティブな大人の女性から支持されています。
素材は柔らかく軽やかなレザーが使われることが多く、手に馴染みやすく、移動や仕事にもぴったりです。
そんな方に、アルザンはぴったりの選択肢です。
見た目の上品さと実用性のバランスが絶妙で、まさに“使えるエルメス”という表現がふさわしいモデルといえるでしょう。
サイズによって印象も使い勝手も大きく変わるのがアルザンの魅力。
ここではミニ・25・31の各サイズの特徴を比較し、ライフスタイルに合った選び方を考察します。
アルザン ミニは、アルザンシリーズの中でも最もコンパクトなサイズ。横幅は約22cmと小ぶりで、スマホやミニ財布、鍵など最低限の必需品を持ち運ぶのにぴったりなサイズ感です。
一時はアルザン 25の登場と共に廃盤とも言われていましたが、現在もエルメス公式ECサイト(参考リンク)では商品ページが存在しており、完全な終了ではないと推測されます。
肩掛け、クロスボディ、クラッチとしても使えるデザインは、パーティーシーンや近場のお出かけに最適。軽量で扱いやすく、セカンドバッグとしても重宝します。
アルザン 25は、アルザンの中でも「普段使いしやすいちょうどよいサイズ」として定評があります。横幅は約25cmで、長財布・スマホ・ポーチ・小型の手帳などを収められる収納力がありつつ、バッグ自体は軽量なため持ち歩きが快適。
5WAY仕様のまま、ショルダーやハンドでもバランスよく持てる点も人気の理由。オン・オフ問わず使いやすく、初めてアルザンを選ぶ方にもおすすめのサイズです。
アルザン 31は、シリーズ中で最も大きなモデル。横幅約31cmで、500mlのペットボトルやタブレット端末も入るサイズ感です。荷物が多くなりがちなビジネスシーンや、マザーズバッグ的な役割でも活躍してくれます。
ただし、その分やや大きく見えるため、カジュアルなスタイルと合わせて抜け感を演出するのがポイント。収納力を重視する方にとっては、最も頼もしいサイズです。
※サイズは素材や製造年によって若干の個体差があります。収納目安は以下の通りです。
アルザンの素材やカラーは、印象を大きく左右する重要な要素。
人気色の傾向や、季節に合わせたおすすめカラーなど、選ぶ際のヒントをご紹介します。
アルザンに使われるレザーは、柔らかさと発色の美しさを兼ね備えた上質なものばかり。その代表格がトリヨンクレマンス、ヴォー・スイフト、エバーカラーです。
このように素材ごとの風合いの違いも、アルザンを選ぶ際の重要な要素の一つです。
エルメスの定番色は、素材との組み合わせによって表情が変わります。アルザンでもよく見られる定番カラーは以下の通りです。
これらは定番ながらも、中古市場での安定した人気を誇るカラーです。
アルザンはシンプルなデザインだからこそ、色の選び方で個性を表現できるバッグです。季節感やコーディネートに合わせて、以下のようなカラー選びもおすすめです。
差し色としての明るいカラーも映えますが、特にミニサイズであれば華やかな色でも取り入れやすいのがポイントです。
購入を検討する上で避けて通れない価格の話。
定価の推移から中古市場の動向まで、アルザンの価格感を具体的に解説します。
アルザンの定価は、エルメス全体の価格改定とともに年々上昇傾向にあります。サイズや素材によって価格に差はあるものの、おおまかな価格推移は以下の通りです。
※上記は記事更新時点での参考値です。最新の情報はエルメス公式サイトや店頭での価格表示をご参考ください。
エルメスは年1〜2回のペースで価格改定を行っており、アルザンも例外ではありません。為替や原材料高騰の影響もあり、今後さらなる価格上昇が見込まれています。
中古市場では、アルザンは希少性・コンディション・カラーによって価格が大きく変動します。以下は一般的な相場感の一例です。
特にエトゥープ・ゴールド・ブラックなどの人気色は価格が安定しやすく、リセールバリューも高めです。
また、付属品の有無(箱・ショルダーストラップ・レシートなど)や、バッグの角スレ・形崩れの有無が査定に大きく影響します。
ポイント:アルザンは流通量が少ないため、「欲しいときに見つからない」というケースも少なくありません。XIAOMAではお客様のご希望のお品物が入荷した際にLINEなどでお知らせすることも可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。
アルザンは他の人気モデルとどう違う?実用性やデザイン、価格帯など、バーキン・ピコタン・リンディとの比較を通して、その立ち位置を明らかにします。
バーキンはエルメスを代表するアイコンバッグで、重厚感とフォーマルさを兼ね備えた存在。しかしその分、硬い印象や重さが気になるという声もあります。
一方、アルザンはより軽くて柔らかく、カジュアルなシーンにも溶け込むのが特徴。持ち運びやすく、ストラップを使ってショルダーやクロスボディとしても使える汎用性の高さが魅力です。
このように、日常に寄り添うエルメスを探している方には、バーキンよりもアルザンの方が適しているかもしれません。
アルザンとよく比較されるカジュアル系モデルとして、ピコタンロックやリンディがあります。
アルザンはこれらのバッグの中間のような存在で、デザイン性・機能性・きちんと感を全て兼ね備えているのが特徴です。
エルメスのバッグ選びで迷ったとき、アルザンは「実用性と上品さのバランスが最も良いモデル」として選ばれることが多いです。
このような理由から、「2つ目以降のエルメスバッグとして」も、「最初の1点として」も選ばれており、まさに“今の時代に合ったエルメス”という評価が定着しつつあります。
アルザンはリセール面でも注目されています。
どんなお品物が高く売れるのか、査定のポイントや委託販売の活用方法も含めて、長年エルメスの買取を行ってきたプロの視点でご紹介します。
アルザンは流通数が限られていることもあり、中古市場では一定のリセール価値を保っています。中でも人気のサイズや色、状態の良い個体は高額査定につながる傾向があります。
特に高値が付きやすい条件は以下の通りです。
エルメス全般に言えることですが、使用感が少なく人気色のモデルは、定価を超えるリセール価格になるケースも珍しくありません。
アルザンを売却・査定に出す際、買取額に大きく影響するのが以下のポイントです。
特にストラップが欠品している場合は、査定額が1〜2割ほど落ちることもあるため、初期付属品は必ず保管しておくのが理想的です。
「できるだけ高く売りたい」という方には、委託販売という選択肢もおすすめです。委託販売とは、ご自身のバッグを“商品として預け”、売れた際にその売上を受け取る仕組みです。
即時買取よりも売却価格は高くなりますが、以下のような特徴があります。
このため、買取か委託販売かはご自身のご状況に合わせて選ぶことがおすすめします。
XIAOMAでは、LINEでの事前相談 → 委託 or 即買取の選択が可能なので、「売るか迷っている」「まずは価値を知りたい」という方にも安心してご利用いただけます。
委託販売から買取への切り替えも、キャンセル料などの手数料は一切かかりませんのでご安心ください。
シンプルながら存在感のある佇まいと、5WAY仕様の実用性。アルザンはまさに、“使えるエルメス”を探している方にぴったりのバッグです。
サイズや素材、カラー展開、中古市場での相場までを知っておくことで、購入でも売却でも後悔のない選択ができます。
XIAOMAでは、エルメス専門スタッフが「買う」も「売る」も一貫してサポート。店舗や公式オンラインストアなどで販売を行っているほか、LINEでの無料査定や委託販売のご相談も可能です。
「似合うサイズや色がわからない」「今持っているアルザンの価値を知りたい」──そんなときは、ぜひお気軽にXIAOMAへご相談ください。