エルメスの代表的ジュエリー「シェーヌダンクル」は、1938年に誕生して以来、タイムレスな魅力を放ち続けています。チェーンが連なる独自のデザインは、ファッションアイテムとしての存在感はもちろん、資産価値の高さでも注目されているのが特徴です。
特に、シルバーやK18ゴールドといった希少素材で作られたモデルや、マルジェラ期のヴィンテージは、正規店での入手が難しいことから中古市場で高値で取引される傾向があります。
さらに、毎年の定価改定によって価格が上昇しており、資産性を重視する愛好家から「一生ものの投資ジュエリー」として選ばれています。
本記事では、シェーヌダンクルの資産価値が評価される理由、2021〜2025年の定価推移、最新の中古相場、そして資産として保有するメリットと注意点を徹底解説します。
シェーヌダンクルが「一生もののジュエリー」として資産性を評価されるのには、いくつかの理由があります。
ここでは、その背景にあるデザインの魅力や希少性、さらにリセール市場での評価について解説します。
1938年に誕生したシェーヌダンクルは、アンカーチェーン(錨の鎖)から着想を得た独自のフォルムが特徴です。
シンプルでありながら力強さを兼ね備えたデザインは、流行に左右されにくく、世代を超えて愛され続けています。
この「普遍性」があるからこそ、資産として長期的に価値を維持しやすいのです。
エルメスのジュエリーは熟練の職人による手作業で製造されており、大量生産ができません。
そのため年間の製造数は限られており、同じモデルでも再入荷が未定なケースも少なくありません。
こうした「希少性」こそが、シェーヌダンクルの資産価値を押し上げる最大の要因の一つです。
中古市場においてもシェーヌダンクルは常に需要が高く、状態の良い個体は定価に近い、あるいは定価を超える価格で取引されることもあります。
特にゴールド素材や大ぶりサイズのブレスレット、ヴィンテージの「マルジェラ期」などは希少性が強く、安定したリセールバリューを確保しています。
▶︎モデル別の種類やサイズ感を知りたい方は「シェーヌダンクル完全ガイド」もあわせてお読みください。
マルジェラ期とは?
1997年から2003年までエルメスのアーティスティック・ディレクターを務めたデザイナー、マルタン・マルジェラが手がけた時代を指します。シェーヌダンクルをはじめとするジュエリーやアクセサリーにも、ミニマルでモードな要素が加わり、コレクターからの評価が非常に高いのが特徴です。生産数が限られていたこともあり、現在はヴィンテージ市場でプレミア価格で取引されるケースが多く見られます。
シェーヌダンクルが「資産性の高いジュエリー」として評価されるのは、その希少性や素材、モデルごとの特性に理由があります。
ここでは、資産価値を左右する代表的な要素を整理してご紹介します。
シェーヌダンクルでもっとも一般的な素材はシルバーですが、K18ゴールド製は圧倒的に希少性が高く、ジュエリー投資としても注目されています。
ゴールド価格自体の高騰も後押しし、リセール市場では安定して高い評価を得ています。
MMやGMといった存在感のあるサイズは人気が集中しやすく、特に中古市場では流通が少ないため高値がつきやすい傾向があります。
また、発売から年月が経ったヴィンテージモデルはコレクター需要が強く、相場が下がりにくいのも特徴です。
特に注目されるのが「マルジェラ期」と呼ばれる時代のシェーヌダンクルです。
デザインの特徴や製造数の限られた背景から、希少価値が高まり、オークションやリセール市場でプレミア価格となるケースも少なくありません。
中古市場においては、キズや変色が少ない状態や、箱・保存袋・保証書などの付属品が揃っているかどうかが査定額に大きく影響します。
特にエルメスはブランド全体として付属品の有無を重視するため、資産性を維持するには日常的なメンテナンスと丁寧な保管が欠かせません。
▶︎シェーヌダンクルを高く売りたい方は「買取相場と査定額アップのコツ」もあわせてお読みください。
シェーヌダンクルは年を追うごとに定価が上昇しており、資産価値の高さを裏付ける要因となっています。
特に2023年以降は値上げ幅が大きく、短期間で大幅に資産性が高まっている点が特徴です。
ここでは、過去5年間の価格推移と最新定価を整理します。
※記事更新時点での参考価格です。相場や定価は今後変更される可能性があります。
2023年から2024年にかけて、MMサイズは約+24%、GMサイズは約+28%の上昇。わずか1年で数十%の値上げとなっており、資産性の高さを裏付けています。
2025年2月の改定後、シェーヌダンクルの定価は以下の通りです。
※K18ゴールド素材はモデルや仕様によって大きく変動し、100万円を超えることもあります。資産価値を重視する方には、ゴールドモデルの安定性も注目ポイントです。
▶︎エルメス全体の最新定価や買取相場を知りたい方は「エルメス買取価格表」もあわせてご覧ください。
正規店での入手が難しいシェーヌダンクルは、中古・リセール市場でも高い需要を誇ります。
特に2023年以降の定価改定を背景に、リセール価格も上昇傾向が続いており、資産価値の高さを実感できるマーケットとなっています。
※記事更新時点での参考価格です。相場や定価は変動する可能性があります。
もっとも流通量が多いのはシルバー製のシェーヌダンクルです。
特にMM・GMサイズは人気が集中し、状態が良ければ定価に近い水準で取引されることもあります。
2024年以降の定価上昇を受けて、中古相場も高値で安定しています。
ゴールド製は流通数が少なく、リセール市場では定価を大きく上回る価格で取引されるケースもあります。
地金相場の高騰も追い風となり、投資目的で購入を検討する層からの需要も強まっています。
1997〜2003年にかけてマルタン・マルジェラがアーティスティック・ディレクターを務めた「マルジェラ期」のシェーヌダンクルは特に人気が高く、コレクター市場でプレミア価格がつきやすいモデルです。
ヴィンテージ市場では定価の1.5〜2倍以上で取引されることもあり、資産性の象徴的存在となっています。
シェーヌダンクルはファッションジュエリーでありながら、資産としての側面も兼ね備えています。
長期的な保有を考える場合、メリットと同時にリスクや注意点を理解しておくことが重要です。
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ここでは、シェーヌダンクルの資産価値や売却タイミングに関して多く寄せられる質問をQ&A形式でまとめました。
A:エルメス製品全般に共通する傾向として、定価改定はほぼ毎年実施されており、資産価値は長期的に上昇しやすいといえます。
特にゴールド素材やマルジェラ期のモデルは、コレクター需要が強いため資産性の伸びしろが大きいと考えられます。
A:一概にはいえませんが、2023年以降の大幅な値上げを背景に、相場は安定して高値で推移しています。
直近で現金化したい場合は今が好機といえますが、ゴールド素材や希少モデルを長期保有すればさらなる値上がりを期待できる可能性もあります。
A:一般的にK18ゴールド製やマルジェラ期のヴィンテージが最も資産価値が高いと評価されています。
MM・GMなど大ぶりのサイズは需要が集中するため、シルバー製でも定価に近い水準で取引されるケースが多いです。
A:素材やサイズ、状態によって異なりますが、シルバー製のMM・GMは約19万〜25万円前後での査定が多いです。
ゴールド製やマルジェラ期のヴィンテージはさらに高額で、定価を超えることも珍しくありません。
シェーヌダンクルは、その普遍的なデザインと希少性、そしてエルメスというブランドの信頼性によって、資産価値が非常に高いジュエリーとして位置づけられています。
2021年以降の定価推移を見てもわかるように、価格は年々上昇しており、中古・リセール市場でも安定した高値で取引されています。
資産として保有するメリットは大きい一方で、真贋リスクやメンテナンスなど注意すべき点もあります。そのため、売却や購入を検討する際には、必ず信頼できる専門店を選ぶことが重要です。
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