「一生に一度はエルメスを持ってみたい」──そんな憧れを胸に、初めてのエルメス購入を考えている方も多いのではないでしょうか。
けれど、実際に選ぼうとすると「どのバッグが良いのか分からない」「店舗での購入ルールが複雑そう」「いきなり高額なアイテムで後悔しないか不安」など、迷いや不安がつきものです。
本記事では、ファーストエルメスにふさわしいおすすめバッグを5モデル厳選し、それぞれの特徴・価格帯・ライフスタイルへのなじみやすさを丁寧に解説。さらに、正規店と中古店の違いや、初めての人がつまずきやすいポイントもカバーします。
これから初めてエルメスを購入する方が、自分にぴったりの「一生もの」を見つけられるよう、プロの目線でやさしくナビゲートします。
エルメスは、フランス・パリ発祥の老舗ラグジュアリーブランド。1837年に馬具工房として誕生し、職人技と最高級素材へのこだわりを守り続け、今では「世界で信頼されるブランド」のひとつとして確固たる地位を築いています。
エルメスの魅力は、単なる高級バッグにとどまりません。ひとつひとつの製品に込められた職人の技術、時代に流されないデザイン、そして“資産”としての価値の高さ。バーキンやケリーなど、限られた顧客しか手にできないバッグが象徴するように、希少性と満足感を兼ね備えたブランドです。
また、バッグや財布といったレザーグッズだけでなく、スカーフ、時計、ジュエリー、フレグランスなど多岐にわたるラインナップも特徴的。エルメスは「持つことで自己価値が高まる」と感じさせてくれる、他ブランドにはない特別な存在なのです。
はじめてのエルメス選びで大切なのは、「どのモデルが人気か」だけではありません。
あなたの予算やライフスタイル、そして将来の使い道まで考えることが、後悔しない選択につながります。
ここでは、ファーストエルメスを選ぶときに押さえておきたい3つの視点をご紹介します。
エルメスのバッグは、モデルや素材によって価格帯が大きく異なります。たとえば、比較的手に取りやすいモデルである「ピコタンロック」や「エヴリンTPM」は、新品で30〜50万円台からスタート。一方、「コンスタンス」や「ケリー」などは150万円以上が主流です。
初めてのエルメスとしては、「まずは気軽に使える価格帯から選びたい」のか、「最初から“本命”に投資したい」のかで選び方が変わってきます。価格だけでなく、そのモデルが自分のライフスタイルや価値観に合っているかを見極めることが大切です。
「普段使いできるバッグが欲しい」「仕事にも持っていける上品なものがいい」「子どもとのお出かけにも使えるものがいい」——購入目的がはっきりしている方ほど、選びやすくなります。
例えば、両手が空く斜めがけタイプが欲しいならエヴリン、通勤にも対応したきちんと感が欲しいならボリードやケリー。トートバッグ感覚でざっくり使いたいならガーデンパーティがぴったりです。
用途に合わないモデルを選ぶと“持つ機会がない”という後悔にも繋がりやすいため、購入前に使用シーンをしっかりイメージすることが成功のカギです。
▶︎どのモデルを選ぶか迷っている方は「【2025年最新版】エルメスバッグ人気ランキングTOP10!迷ったらこのモデル」もあわせてお読みください。
エルメスの魅力のひとつに「資産価値の高さ」があります。人気モデルや定番カラーは中古市場でも高値で取引され、状態がよければ購入時以上の価格で売れるケースもあるほどです。
ピコタンやボリードなど、比較的カジュアルなモデルであっても、流通数や人気カラー次第で価値が安定しています。また、ケリーやコンスタンスなどはその資産性から“保有資産”として購入される方も多いです。
単に「使うためのバッグ」ではなく、「価値が落ちにくいアイテム」としての視点も持つことで、後悔のないファーストエルメス選びにつながります。
▶︎これからの資産価値も見据えてファーストエルメス選びをしたい方は「エルメスの“価値が落ちにくい”モデルTOP5【2025年最新版】」もあわせてお読みください。
ファーストエルメスとして失敗しにくく、かつ長く愛用できる定番モデルを5つ厳選しました。それぞれのバッグについて、特徴・価格帯・使いやすさ・資産価値の観点からご紹介します。
ピコタンロックは、丸みのあるバケツ型のフォルムと、手軽に持てるサイズ感が魅力。カジュアルにもきれいめにもなじむため、普段使いにぴったりです。
特に人気のPM(18)サイズは、コンパクトながら必要最低限の荷物が入る実用性を備え、エルメス初心者からも高い支持を得ています。
定価はサイズや素材によって異なりますが、2025年現在で50万円台から。中古市場でも流通量が多く、状態の良いものを比較的入手しやすいモデルです。
エヴリンは、エルメスの中でも特にカジュアル寄りのバッグ。Hのパンチングロゴがアイコンで、ショルダータイプのため両手が空き、日常使いに重宝します。
中でも人気なのがTPM(ミニ)サイズ。スマホや財布、ハンカチなど必要最低限の荷物が入る容量で、軽くて身につけやすく、「エルメスをさりげなく楽しみたい」方にぴったりです。
定価は30万円台から。中古でも人気カラーは高値で安定して取引されています。
ボリードは、エルメスが世界で初めてファスナー付きバッグとして誕生させた歴史あるモデル。ラウンドシルエットと上品な雰囲気が特徴で、通勤やお出かけなど幅広いシーンで活躍します。
人気サイズは27や31で、見た目以上に収納力がありながらも、手に持ったときのバランスが美しいのも魅力。
価格は素材や金具の仕様によって変動しますが、約100万円から。比較的落ち着いたデザインのため、年齢を問わず長く使える点もファーストエルメス向きです。
ガーデンパーティは、トートバッグ感覚でざっくり使える万能モデル。キャンバス×レザーのコンビ素材もあり、エルメスらしさを残しつつも親しみやすい雰囲気が魅力です。
A4書類が入るPMサイズが定番で、通勤バッグとしても愛用されています。内側のスナップでフォルムを変えられるため、荷物の量に応じて調整できるのも嬉しいポイント。
価格は素材により大きく異なり、レザー×キャンバス仕様なら40万円台から、オールレザー仕様なら60〜70万円台まで幅があります。
「せっかくなら一生使えるモデルを」という方には、コンスタンスやケリー32サイズなど、少し格上のモデルもおすすめです。
コンスタンスはエルメスの“Hバックル”が印象的なショルダーバッグで、フォーマルにも対応できる優雅さが魅力。ケリーは構造がしっかりしており、クラシカルで品格のあるデザイン。サイズ32は日常使いにも無理なく対応できます。
いずれも資産性が高く、カラーや素材によっては購入価格を上回る査定額がつくケースもあるモデル。150万円以上の予算が必要になりますが、「一度きりの投資」として選ぶ価値があります。
画像出典元:エルメス
「やっぱり正規店で買うのが安心?」それとも「中古でも状態がよければ十分?」──ファーストエルメスを購入する際、多くの方が迷うポイントです。
ここでは、エルメス正規店と中古販売店(リユースショップ)それぞれの特徴と注意点を比較しながら、初めての方にとっての最適な選び方をご紹介します。
エルメスの正規ブティックでは、誰でも入店できる店舗もある一方で、混雑状況によっては入場制限がかかることもあります。特に都心部の人気店舗では「入店予約」や「整理券制度」が導入されており、気軽に立ち寄るのが難しい場合も。
また、話題になることの多い「エルパト(=エルメスパトロール)」とは、バーキンやケリーなど、希望のアイテムの入荷タイミングを狙って店舗を巡るスタイルのこと。これらのバッグは常時陳列されているわけではなく、購入には“担当スタッフ”との信頼関係やタイミングが重要です。
比較的手に入れやすい定番モデル(ピコタン・エヴリンなど)でも、人気カラーや素材はすぐに完売することが多く、思った通りに購入できるとは限らない点は理解しておきましょう。
一方で中古販売店では、状態の良いエルメスバッグを在庫があれば即購入できるメリットがあります。欲しいモデルやカラーをすぐに選べるほか、製造年や素材・刻印などを比較して選ぶことも可能です。
ただし、気をつけたいのは「商品の真贋」と「状態の見極め」。信頼できる専門店を選ばなければ、使用感が強い商品や説明と異なる状態のものを購入してしまうリスクもゼロではありません。
「安いから」だけでなく、「本当に欲しいモデルを納得して選べるか」「信頼できる店かどうか」を重視して選ぶことが重要です。
はじめてのエルメス購入で中古を選ぶなら、エルメス専門のリユース店を利用するのが安心です。専門知識のある鑑定士が在籍し、バッグの素材や刻印、付属品の有無などを細かくチェックした上で販売しているため、信頼性が高く、購入後の満足度も高まりやすくなります。
また、ピコタンやエヴリンなどの定番モデルは、正規店ではすぐに出会えないカラー・サイズが中古なら見つかることも。選択肢が広がる点でも、中古市場はファーストエルメスの有力な選択肢となり得ます。
エルメスの購入を検討し始めた方からよく寄せられる疑問や不安を、Q&A形式でまとめました。初めての方でも安心して購入に踏み出せるよう、ひとつひとつ丁寧に解説します。
はい、基本的には誰でも入店可能です。ただし、店舗によっては混雑時に整理券や事前予約が必要な場合があります。特に銀座本店や表参道店などの人気店舗では、並んでいても希望の時間に入れないことも。
カジュアルな服装でも入店はできますが、あまりにもラフすぎる格好は避けた方が無難です。接客スタイルはスタッフによって異なりますが、初めてでも丁寧に対応してもらえることがほとんどなので安心してください。
バーキンやケリーは「店頭に並んでいない」ことがほとんどで、基本的には担当スタッフとの信頼関係が重要になります。つまり、初めての来店で購入できる可能性は非常に低いのが現実です。
ただし、ピコタンロックやエヴリンなどは比較的入手しやすいため、まずはこうした定番モデルからスタートして、徐々にエルメスとの関係を築いていくのがおすすめです。
モデルや素材によって価格は大きく異なりますが、初めての方に人気のある「ピコタンロック」「エヴリン」「ガーデンパーティ」などは、正規店価格でおよそ30〜50万円台から購入可能です。
一方で、「コンスタンス」や「ケリー」などの上位モデルは約150万円以上が相場。中古市場では状態や付属品によって価格が変動するため、自分の予算と照らし合わせながら検討しましょう。
SNSなどで話題になる「暗黙のルール」には一部事実も含まれますが、すべての店舗やスタッフが同じ対応をしているわけではありません。例えば、「正規店でバーキンを紹介された場合、30分以内に購入意思を示さなければならない」といった話(いわゆる30分ルール)は、誤解や体験談の拡大解釈であることも。
基本的には、マナーを守って丁寧に接すれば問題ありません。「本気でエルメスを愛しているか」「継続的に付き合えるか」が大切にされる文化があるのは確かです。
ファーストエルメス選びで大切なのは、「誰かにとっての正解」ではなく「あなたにとって心から満足できる1点」を見つけることです。
「予算に合うもの」「使いやすそうなもの」だけで選ぶのではなく、
といった“直感 + 目的 + 将来性”のバランスを大切にしましょう。
そして迷ったときは、プロの視点を借りるのもひとつの手です。
XIAOMAでは、エルメス専門の鑑定士が在籍し、初心者の方でも安心してご相談いただける環境を整えています。
人気モデルの在庫確認はもちろん、「このモデルって使いやすい?」「予算内で後悔しない選び方を知りたい」といったご相談も、LINEや店舗にて気軽に対応しています。
まずはあなたの理想やライフスタイルをお聞かせください。
“あなたにぴったりのファーストエルメス”を、一緒に見つけるお手伝いをさせていただきます。