ケリーバッグとは?特徴やぴったりなサイズ・シリーズの選び方を解説

エルメスの代名詞とも言われるケリーバッグ。 その洗練されたフォルムと気品ある佇まいは、多くの人々を魅了し続けています。


ケリーバッグには、

  1. どのようなサイズがあるのか
  2. どのような素材で作られているのか
  3. どのようなシリーズがあるのか
  4. どのような用途に適しているのか

といった、選択の鍵となる要素が数多く存在します。


本記事では、ケリーバッグの魅力的な世界を皆様にご案内いたします。それぞれのケリーシリーズのサイズや素材、特徴を詳しく解説することで、あなたにぴったりのケリー選びをサポートいたします。



エルメスのケリーバッグとは

ケリーバッグのサイズ選びの前に、ケリーバッグの基本情報を少しおさらいしておきましょう。エルメスのケリーバッグの歴史は1930年代まで遡ります。


当初「サックデペッシュ」という名前で誕生したこのバッグは、馬具ブランドであったエルメスをアパレルブランドとして浸透させました。


しかし、ケリーバッグの真の転機は1950年代に訪れます。 当時のモナコ公妃であり、元ハリウッド女優のグレース・ケリーが、パパラッチから妊娠姿を隠すためにこのバッグを巧みに使った姿が、世界に発信されたのです。

エルメスは、この偶然の出来事とグレース・ケリーへの敬意を表し、バッグの名前を「ケリー」に変更しました。以来、ケリーバッグはバーキンと並んでエルメスを代表するアイテムとして不動の地位を確立しました。


ケリーバッグはエルメスデザイナーにとってミューズのような存在でした。デザイナー達はケリーバッグの無限の可能性を探求し、新しいアイテムを生み出します。


こうして誕生したケリーの派生モデルは「ケリーファミリー」と呼ばれ、オリジナルの魅力を受け継ぎながら、さまざまなニーズに対応した幅広いラインナップを形成しています。

ケリーバッグの構造

ケリーバッグは、その独特のデザインと構造によって、他のバッグとは一線を画す存在です。ここでは、ケリーバッグを特徴づける重要な要素について詳しくご説明します。


※下記の構造はケリー25のものです。


台形のフォルム:ケリーバッグの最大の特徴と言える美しい台形のフォルム。広がりのある底面と、上部に向かって絞られたラインが、エレガントさと洗練された印象を与えます。
底面の鋲(びょう):ケリーバッグの底面には4つの鋲があり、バッグを置いた際に直接地面に触れないようになっています。底面の汚れや摩耗を防いでくれる構造です。
クロア:ケリーの象徴の一つであるクロア。バッグ本体とフラップを留める、開閉金具付きのベルトです。上品で洗練された外観を演出しつつ、バッグをしっかりと閉じる機能を持っています。エルメスならではのディテールが魅力です。
カデナとクローシュ:カデナはクロアベルトの金具部分に取り付けられる南京錠。クローシュは南京錠の2つの鍵を収められるストラップつきのキーケースです。いずれもケリーバッグを象徴するアイテムです。
ショルダーベルト:ケリーバッグの用途をぐっと広げてくれるショルダーベルト。ハンドバッグとしてだけでなく、肩掛け、クロスボディバッグとしても使用可能です。
収納スペース:エレガントなフォルムながら、収納力も兼ね備えているのがケリー25の特徴。貴重品や小物をコンパクトに整理整頓できるのもケリーバッグの魅力です。
側面のマチ:ケリー25は画像のようなマチがありつつ、スッキリとしたデザインを保っています。デザインと機能性の両立がエルメスならではです。


外縫い・内縫いの違い

ケリーバッグを語る上で必須なのが、縫い方の違いです。「外縫い」と「内縫い」の2種類があり、それぞれが異なる魅力を持っています。


外縫い(ケリー25)内縫い(ケリー25)
ステッチが表面に見える製法/かっちりとした台形のフォルム/フォーマルシーンにより適している縫い目が外側に出ない製法/角が丸く、柔らかな印象のフォルム/フェミニンな雰囲気を演出したいシーンに好相性


製法の違いによってさまざまな表情を見せてくれるのも、ケリーバッグの魅力の一つです。


優れた機能性


ケリーバッグは美しさだけでなく、実用性も備えています。


底面には4つの底鋲が付いており、バッグを床に置いても汚れにくい設計。さらにショルダーストラップが付属されており、ハンドバッグとショルダーバッグの2WAY仕様です。特にミニケリーなどの小型シリーズでは、ショルダースタイルが人気です。


このように、ケリーバッグは美しさと機能性が見事に融合したエルメスの逸品と言えるでしょう。


ケリーバッグのサイズ展開

ケリーバッグはさまざまなサイズが展開されており、用途や好みに合わせて選ぶことができます。 ミニミニケリーの愛らしさからケリーヴォヤージュの存在感まで、幅広い魅力を私たちに見せてくれます。


ここでは、ケリーバッグのサイズ展開と、それぞれのケリーバッグの使い勝手や使用シーンについて詳しくご紹介していきます。あなたのライフスタイルに合わせた理想のケリーバッグを見つけてみましょう。


※下記でご紹介しているサイズは製法(外縫い・内縫いなど)や使用状況(バッグインバッグの使用など)によって若干異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。


ケリーの種類サイズ
ケリー15(ミニミニケリー)W15cm × H11cm × D5cm
ケリー20(ミニケリー)W20cm × H15cm × D9cm
ミニケリー2(ミニケリードゥ)W19cm × H12.5cm × D5.5cm
ケリー25W25cm × H18cm × D9.5cm
ケリー28W28cm × H22cm × D10cm
ケリー32W32cm × H22cm × D11.5cm
ケリー35W35cm × H25cm × D12cm
ケリー40W40cm × H30cm × D20cm
ケリー50(ケリーヴォヤージュ)W50cm × H33cm × D25cm


ケリー15(ミニミニケリー)

2016年、ミニサイズバッグブームの最中に誕生したミニミニケリー(ケリー15)は、エルメスの中でも最小級のケリーバッグです。その愛らしいサイズと圧倒的な存在感で、多くの人を魅了し続けています。


横幅約15cmという手のひらサイズで、大きめのスマホは入らないほどのコンパクトさです。


リップやミニサイズの財布、鍵などが入るサイズで、パーティーやディナーなどのフォーマルなシーンで、ドレスアップのアクセントに活躍してくれるでしょう。


その愛らしさから、お部屋に置いておくだけでもテンションが上がるミニミニケリーは、エルメスファンの間でも特に人気が高く、入手が難しいアイテムの一つです。


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ケリー20(ミニケリー)

ケリー20、通称ミニケリーは、ミニミニケリーよりも一回り大きいサイズながら、コンパクトで魅力的なバッグです。


ミニミニケリーよりやや大きく日常使いにも適したサイズ。かつアクセサリー感覚で気軽に持ち歩けます。結婚式やパーティーなどの特別なシーンでも存在感を放つでしょう。


スマートフォン、カードケース、リップなど、日常の必需品をコンパクトに収納可能。軽量設計で、長時間の使用でも負担が少ない特徴があります。


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ミニケリー2(ミニケリードゥ)

2016年にデビューしたミニケリー2​​は、従来のミニケリーをさらに進化させたモデルです。


ミニケリーとのサイズ比較

  1. 幅:ミニケリーよりやや小さい
  2. 縦: ミニケリーより小さい
  3. マチ:大幅に縮小している


ミニケリーミニケリー2


ケリーからの大きな変更点としては、マチがほとんどなくフラットになった点です。ミニケリーにはあったサイドの蛇腹がなくなり、横からの見た目がスッキリとスマートになりました。


ミニケリーミニケリー2


したがってスッキリとしたスタイリングを重視する方はミニケリー2、収納力とスタイルのバランスを求める方はミニケリー(ケリー20)がおすすめです。


ミニケリー、ミニケリー2いずれも人気が高く、入手困難となっているバッグの一つです。


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ケリー25

コンパクトながら収納力があり、日本人に特に人気の高いサイズです。

500mlペットボトルを横向きに収納でき、長財布やスマートフォンも入れられます。

洗練されたケリーのフォルムを楽しめるサイズ感で、日常使いからフォーマルなシーンまで活躍します。


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ケリー28

人気の定番サイズで、ケリー25よりやや大きめです。

500mlペットボトルを縦向きに収納でき、長財布、折りたたみ傘、小型のタブレットなども収納可能です。

ビジネスシーンを含む日常使いに最適で、ケリーバッグの象徴的な台形シルエットがしっかりと感じられます。

日常的に使える万能なケリーバッグを求める方におすすめです。


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ケリー32

実用的な容量を持つミディアムサイズです。

A4サイズの書類やノートPC(13インチ程度)を収納できるため、ビジネスシーンでの使用に適しています。

普段使いから短期出張まで幅広く対応できるので、仕事や日常生活でたくさんの荷物を持ち歩く方におすすめです。


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ケリー35

大型サイズでありながらエレガントなシルエットも兼ね備えています。

15インチ程度のノートPC、書類ホルダー、化粧ポーチなど、一日の必需品をすべて収納できる余裕のある容量が特徴です。 

週末の外出、短期旅行など多目的に活用でき、普段から荷物が多い方に適しています。


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ケリー40

トラベルバッグとして使える大型サイズで、1〜2泊程度の旅行に必要な衣類や日用品を収納できます。

大容量でありながらケリーバッグならではのエレガントさも備えており、ビジネス旅行や週末旅行に最適です。

旅行好きの方や頻繁に出張する方におすすめです。


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ケリー50(ケリーヴォヤージュ)

ケリーバッグシリーズ最大級のサイズで、小型のスーツケースに匹敵する容量を持ちます。

長期旅行の荷物を収納でき、特別なイベントでの使用に適しています。

存在感と収納力が特徴で、特別なイベントで大容量のバッグを求める方や、エルメスコレクターの方に人気があります。


ケリーバッグの主な素材

ケリーバッグは、そのエレガントなデザインと多様な素材のバリエーションによって、さまざまなシーンで活躍できる魅力を持っています。

素材ごとに異なる特徴や手触りがあり、それによってバッグの印象も大きく変わります。

ここでは、ケリーバッグに使用される代表的な素材をいくつか紹介し、それぞれの素材が持つ魅力や、どのような場面で活躍するかを見ていきましょう。


素材名特徴使用シーン
トリヨンクレマンス柔らかくしなやか、傷が目立ちにくいカジュアルなシーン、普段使いに最適
トゴ丈夫で傷がつきにくい、立体感のある表面フォーマルや日常使いどちらでも活躍
エプソン硬めで型崩れしにくい、光沢感が特徴ビジネスシーンやフォーマルな場面に適している
ボックスカーフスムースで光沢があり、クラシックな雰囲気ドレスアップ、特別なイベント向き
スイフト非常に柔らかくしなやか、光沢がある普段使いやエレガントな場面にもぴったり
エキゾチックレザー珍しい素材、強い個性と高級感を持つ特別なイベントや目立ちたい場面に最適


トリヨンクレマンス

トリヨンクレマンスを使用したケリーバッグは、柔らかくしなやかな質感が魅力です。この素材は大きなシボがあり、使い込むほどに手に馴染んでいきます。


ケリーバッグの丸みを帯びたフォルムにトリヨンクレマンスの柔らかさが加わることで、エレガントでありながらカジュアルな雰囲気も持ち合わせています。傷が目立ちにくいため、日常使いにも安心して持ち歩けます。


普段使いやリラックスしたカジュアルなシーンに適しており、柔らかい風合いがコーディネートに自然と溶け込みます。


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トゴ

トゴ素材のケリーバッグは、耐久性としなやかさを兼ね備えたバッグで、特に丈夫で傷がつきにくい点が特徴です。トリヨンクレマンスよりも硬めの素材ですが、シボの立体感がしっかりしているため、バッグに高級感と重厚感を与えます。


また、型崩れしにくく、バッグのフォルムを美しく保つため、長時間の使用でも見栄えが良いです。


日常使いはもちろん、ビジネスやフォーマルなシーンにもふさわしい素材です。耐久性の高さから、オンオフ問わず活躍します。


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エプソン

エプソン素材を使用したケリーバッグは、硬めの革で型崩れしにくく、光沢のある表面が非常に洗練された印象を与えます。


バッグ自体が非常に軽く、耐久性も高いのが特徴です。そのため、エプソン素材のケリーバッグは、しっかりとしたフォルムを保ちながらも、長時間持ち運んでも疲れにくいという利点があります。


フォーマルな場面やビジネスシーンでの使用にぴったりで、特にきっちりとしたスタイルや洗練されたコーディネートに合わせやすい素材です。


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ボックスカーフ

ボックスカーフを使用したケリーバッグは、クラシックでエレガントな雰囲気が漂うアイテムです。スムースな革の表面は美しい光沢を持ち、特別なシーンにふさわしい存在感があります。


ただし、非常にデリケートな素材で、傷がつきやすいという一面もあるため、扱いには注意が必要です。


特別なイベントやフォーマルなシーンに適しており、クラシカルな装いを引き立てます。ドレスアップスタイルに最適なケリーバッグです。


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スイフト

スイフト素材のケリーバッグは、非常に柔らかく滑らかな触り心地が特徴で、光沢感もあり、優雅な印象を与えます。使い込むほどにしなやかさが増し、持ち主の手に馴染むバッグです。


スムースレザーのため、取り扱いには気を使いますが、その美しさと優雅さは特にエレガントなシーンで際立ちます。


普段使いやカジュアルシーンでもエレガントさを演出したいときに最適です。


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エキゾチックレザー

エキゾチックレザーを使用したケリーバッグは、非常に希少で高級感があり、強い個性を持っています。クロコダイルやリザードなどの素材が使われ、その独特の風合いが他の素材にはない豪華さを引き出します。


非常に希少で、持つ人に特別な存在感を与えるアイテムです。


特別なイベントや注目を集めたい場面に最適です。バッグ自体がアイコンとなり、唯一無二の存在感を持つため、ラグジュアリーな場面で活躍します。


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ケリーバッグのシリーズ展開

ケリーバッグは、その基本的なデザインを元に多様なシリーズが展開されています。それぞれのシリーズは独自の特徴を持ち、さまざまなニーズや好みに対応しています。


ケリードール

ケリードールは2000年、ミレニアムを祝うためにエルメスから限定発売され、そのユニークなデザインで世界中から注目を集めました。エルメスの象徴であるケリーバッグに、目や鼻、口、そして手足が加えられ、小さなサイズ(19×12cm)ながらも強烈な存在感を放っています。


世界的に人気を博しましたが、限定発売のため希少性が高く、手に入れるのは困難です。しかし、新しいエルメスショップのオープン時に復活したり、VIP限定のスペシャルオーダーとして入手できる機会もあります。ケリードールは非常に稀少なアイテムですので、見かけた際はぜひチェックしてみてください。


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ポシェットケリー

ポシェットケリーは、通常のケリーバッグをよりコンパクトにデザインしたアイテムです。ハンドルは収納でき、マチも薄いため、ハンドバッグとしてだけでなくクラッチバッグのように使用できます。


コンパクトなフォルムでコーディネートをすっきりとした印象にしてくれるため、特に若い女性を中心に人気が高まっています。パーティやセカンドバッグとしても最適なアイテムです。


さらに、ポシェットケリーからインスパイアされたタイニーケリーは、14cmというミニケリーよりも小さなサイズで展開され、個性的なデザインが特徴です。バレニアやボグオークといった木材を使ったケリーウッドなど、コンパクトながらもインパクトのあるアイテムが多数揃っています。


▶︎ポシェットケリーはこちら


ケリーラキ

ミニバッグが主流の今、「荷物が入りきらない」と感じることはありませんか?また、コンパクトなミニバッグの機能性に物足りなさを感じる方も多いでしょう。そんな声に応えるため、エルメスは2004年にケリーラキを誕生させました。


▶︎ケリーラキ-エルメスの新たな挑戦-


このバッグは、エルメスコレクターであり顧客でもあったラキス・ガバラス氏のリクエストで生まれました。クラシカルなケリーのエレガントさを保ちながら、機能性を追求したデザインが特徴です。フロントにはファスナーポケットが2つ、内部にもポケットが備えられており、実用性と収納力が抜群。クラシカルなデザインに加え、カジュアルな雰囲気も楽しめるのが魅力です。


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ケリーフラット

エルメスには数多くの「ケリーファミリー」が存在しますが、その理由は、かつてエルメスのデザイナーであったジャンポール・ゴルチエ氏がケリーバッグのデザインに強く魅了されたことにあります。 


彼は数々のケリーファミリーをはじめ、エルメスの多くのアイテムを手掛けましたが、その中には現在廃盤となったアイテムもあります。そのひとつがケリーフラットです。


ケリーフラットは通常のケリーバッグとサイズやフォルムは同じですが、最大の違いはバックル部分です。長いベルトに柔らかい素材を使用しており、バッグを折りたたんでクラッチバッグのように持ち運ぶことが可能です。


廃盤となった今でも、その斬新なスタイルはエルメス愛好者の間で高く評価されています。


▶︎ケリーフラットはこちら


ケリーダンス

ケリーダンスは、ケリーフラット同様、エルメスのデザイナーであるジャンポール・ゴルチエ氏が手掛けたショルダータイプのバッグです。通常のケリーバッグより軽量で、持ち運びやすさが特徴です。


しかし、ケリーダンスの魅力はそれだけではありません。このバッグはストラップを二重にしてハンドバッグとして使ったり、バムバッグ(ウエストポーチ)として腰に巻くことができます。ストラップをクロスさせればリュックサックに、ストラップを外せばクラッチバッグにもなるという、5通りの使い方ができる多機能なバッグです。


2008年に登場し、瞬く間にエルメス愛好者を魅了しましたが、一度市場から姿を消しました。しかし、2019年に復刻され、その人気はさらに広がりを見せています。用途の広いケリーファミリーの中でも、特にユニークな存在です。


▶︎ケリーダンスはこちら


ショルダーケリー

ケリーフラットやケリーダンスに続き、ジャンポール・ゴルチエ氏がケリーバッグに新たな魅力を加えたアイテムがショルダーケリーです。


通常のケリーバッグよりも横長のデザインで、ハンドルが伸びており、トートバッグのように持ち運べるのが特徴です。収納力も高く、デイリーシーンでの使い勝手が抜群です。


エレガントなケリーバッグがカジュアルに進化したショルダーケリーは、現在製造中止となっていますが、その人気は今でも根強く、多くのファンに支持されています。


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ケリースポーツ

エレガントで上品なイメージのケリーバッグですが、エルメスには、もっと気軽に持ち運べるカジュアルなケリーファミリーも存在します。その一つがケリースポーツです。


スタイリッシュでありながらカジュアルさも兼ね備えたショルダーバッグで、エルメスファンだけでなく、多くの人々に愛されてきました。現在は廃番となっていますが、その人気は衰えることなく、中古市場でも高い評価を得ているアイテムです。


ケリーアド

一見、ケリースポーツと間違えそうですが、ケリースポーツはショルダーバッグであるのに対し、ケリーアドは背面にストラップが付いたリュックサックタイプです。リュックらしいカジュアルさを持ちながらも、ケリーバッグの上品な雰囲気を楽しめるアイテムです。 


廃盤となってからしばらく経ちましたが、世界中のエルメスファンからの熱い支持により2018年に復刻され、その人気はますます高まっています。


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ソーケリー

ケリーファミリーの中には、伝統的なハンドバッグの概念を覆すデザインがあります。その代表格がソーケリーです。


通常のケリーは台形フォルムの上品なバッグとして知られていますが、ソーケリーは縦長でバケツのような形状を持つショルダーバッグです。2008年の秋冬コレクションで登場し、カジュアルなデザインと実用性を兼ね備えたアイテムとして注目を集めました。 


軽量で持ち運びがしやすく、収納力も高いため、デイリーシーンに最適なバッグです。現在は廃盤となっていますが、その希少性から中古市場で高い人気を誇ります。


スタイリッシュでユニークなケリーバッグをお探しの方に、ソーケリーは検討すべき一品です。


ケリーデペッシュ

ケリーファミリーは、エレガントさとカジュアルさを兼ね備え、お出かけやデイリーシーンでの活躍が特徴ですが、ビジネスシーンでもその魅力を発揮します。その代表的なアイテムがケリーデペッシュです。


ケリーデペッシュは、実用性とエレガントさを兼ね備えたビジネスバッグで、オフィススタイルにもぴったり。洗練されたデザインと高い収納力により、仕事用バッグとして非常に使い勝手が良いです。


現在では新しいデザインにリニューアルされ、さらにその魅力が高まっています。スタイリッシュで機能的なバッグを求めるビジネスパーソンにおすすめの一品です。


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ケリーピクニック

ケリーピクニックは、ピクニックバスケットをモチーフにしたカジュアルかつナチュラルな雰囲気を持つケリーバッグです。籐やレザーの組み合わせが特徴で、軽量で持ち運びがしやすく、春夏シーズンのリラックスした装いにぴったりです。


ピクニックやアウトドアイベントだけでなく、シティスタイルでもオシャレに使えるため、特別なシーズンアイテムとしてコレクターにも人気です。廃盤となっており、中古市場でも高値で取引されている希少アイテムです。


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ケリーギリー

ケリーギリーは、伝統的なギリーシューズのデザインにインスパイアされており、クラシックなレザー細工が施された上品なケリーバッグです。


ギリーとは元々スコットランドの伝統的な紐靴で、編み込みデザインやパンチングが特徴です。ケリーギリーは、このデザイン要素を取り入れたことで、クラシカルでありながらも遊び心のあるバッグに仕上がっています。


特に、ケリーシリーズの中でもクラフトマンシップが際立つアイテムです。高級感と個性を両立したい方に最適です。


ケリーグラフィ

2018年に発表されたケリーグラフィは、エルメスの頭文字「H」などがグラフィカルにデザインされたアーティスティックなアイテムです。


通常のケリーバッグと同様のエレガンスを保ちつつ、アートやデザインに興味がある方に向けて個性的なスタイルを提供します。このバッグは非常にコレクターズアイテムとしても価値が高く、限定的なリリースのため、中古市場での価格も安定して高いです。


希少性とデザイン性を兼ね備えたアイテムを求める方におすすめです。


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ワッフルケリー

ワッフルケリーは、表面に凹凸のあるワッフルパターンが施された珍しいケリーバッグです。このパターンによって、テクスチャの立体感があり、シンプルなデザインにモダンなエッジが加わります。


視覚的なインパクトが強く、日常使いでも一味違ったスタイルを楽しめるアイテムです。シンプルなバッグが多い中で、少し遊び心のあるデザインを探している方には、ワッフルケリーが良い選択肢となるでしょう。 


ケリーゴルフ 

ケリーゴルフは、2013年の春夏コレクションで登場し、ゴルフシューズを思わせるデザインが特徴です。クラシカルなケリーバッグのフォルムに、スポーティな要素を取り入れており、カジュアルかつラグジュアリーなスタイルを提案します。


エルメスのクラフトマンシップが光るディテールが、スポーツとエレガンスを見事に融合させています。スポーティーなデザインでも高級感を求める方におすすめのバッグです。 


ビニールケリー

ビニールケリーは、1996年の春夏コレクションで世界中のVIPに送られた特別な招待状として登場しました。 


ショーに招待されたゲスト限定のアイテムでしたが、「私も欲しい!」という声が続々と上がった結果、1997年と1998年に開催された「不思議のエルメス展」で、会場限定で新たなバージョンのビニールケリーが販売されました。


中古市場でも見つけるのが難しく、手に入れることができればコレクターズアイテムとして高い価値を持ちます。エルメスのユーモアと革新性を感じさせるビニールケリーは、雨の日のお出かけや水辺へのお出かけに使う方もいらっしゃるようです。


ビニールケリー誕生秘話をもっと知りたい方は、下記の記事もぜひご覧ください。


▶︎-ビニールケリー-エルメスからの特別な招待状


あなたの運命のケリーバッグを見つけよう

ケリーバッグの歴史や特徴、構造、サイズ展開、さらには多彩なシリーズ展開について詳しくご紹介してきました。ケリーバッグは、そのエレガントなデザインと卓越したクラフトマンシップにより、時代を超えて愛され続けています。 


カジュアルからフォーマル、さらには個性的なデザインまで、幅広いシーンに対応するアイテムが揃っており、あなたのスタイルにぴったりなケリーバッグがきっと見つかるはずです。 


これからケリーバッグを手に入れたい方や、既にコレクションしている方も、この記事を参考に、より自分に合ったケリーを見つけてみてください。XIAOMAでも豊富なケリーバッグを取り扱っていますので、お気に入りの逸品をぜひ探してみてくださいね。


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